マツキヨココカラのプライバシーポリシー改定|処方薬・診療科も匿名加工の対象に【11月4日から】

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マツキヨココカラのプライバシーポリシー改定と処方薬・診療科の情報を確認するイメージ
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2026年10月13日、マツキヨココカラから「プライバシーポリシー改定のお知らせ」というメールが届きました。

最近、個人情報漏えいのニュースを目にすることが多く、「今回も何かあったのだろうか」「情報漏えいへの対策で変わるのだろうか」と気になり、メールの改定前後と公式プライバシーポリシーを確認してみました。

一言でいうと、個人が分からないように加工して第三者に提供する場合があるデータに、買い物履歴などに加え、処方された薬や診療科などの情報も加わります。適用日は2026年11月4日です。

匿名加工とは、誰の情報か分からず、元の個人情報に戻せないように加工することです。公式ポリシーでは、こうした情報を第三者に提供する場合があると、すでに説明されています。

今回の通知に、情報漏えいの発生や、その対策として改定するという説明はありませんでした。まずは「何が追加されるのか」と「自分の情報はどう扱われるのか」を整理します。

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目次

何が変わる?「買い物の情報」に「薬・調剤の情報」が加わる

今回変わるのは、プライバシーポリシーの「8.匿名加工情報の取扱いについて」に書かれた、匿名加工情報に含める項目です。

これまでは、購入情報や性別、生まれた年などが記載されていました。改定後は、そこに処方薬の名前・数量、診療科目、調剤に関する情報などが追加されます。

項目改定前11月4日からの改定後
生まれた年月に関する情報生年生年または生年月
性別・入退会年月・購入情報対象引き続き対象
住所都道府県まで引き続き都道府県まで
処方データ記載なし調剤内容、薬品名、数量等を追加
保険点数関連データ記載なし追加
利用医療機関情報記載なし診療科目を追加
調剤情報記載なし処方結果、保険種別コードを追加
利用薬局コード記載なし追加

※比較は、2026年10月13日に受信した改定通知に基づきます。「記載なし」は通知の改定前一覧にないという意味で、これまで情報を取得・利用していなかったという意味ではありません。

生年月についても変更があります。従来の「生年」に加えて「生年月」が対象になりますが、今回の一覧に、生まれた「日」の追加はありません。

また、医療機関について通知に書かれているのは診療科目です。「通院している病院名や住所まで追加される」と広げて読む内容ではありません。

メールを読み、処方薬に関する情報の扱いを確認するイメージ
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処方薬の情報も第三者に提供される?

改定後は、薬品名や診療科目などを含む匿名加工情報が、第三者に提供される場合があるという内容になります。

ただし、第三者への提供という仕組みそのものが、今回初めて加わるわけではありません。10月13日に確認した現行の公式ポリシーにも、匿名加工情報を外部に提供する場合があると書かれています。

今回の変更は、その匿名加工情報に含める種類を、調剤関連情報にも広げるものです。公式プライバシーポリシーの「8.匿名加工情報の取扱いについて」と、届いたメールの変更一覧を照らし合わせると、この違いが分かります。

「私がこの薬を飲んでいる」と名前付きで渡す仕組み?

匿名加工情報として扱うには、特定の人を識別できず、元の個人情報を復元できないようにする必要があります。名前だけを消せばよいという制度ではありません。

個人情報保護委員会は、この条件を満たした匿名加工情報について、一定のルールの下で本人の同意を得ずに利活用できると説明しています。第三者への提供に際しては、情報の項目や提供方法の公表などが必要です。匿名加工情報制度について(個人情報保護委員会)

一方、通知メールには、追加する調剤データの具体的な加工方法や提供先の名前までは書かれていません。自分の情報が対象になる範囲や、どのような提供先で使われるのかを知りたい場合は、会社への確認が必要です。

最近の情報漏えいが原因で改定されたのか

私が最初に気になったのは、ここでした。「重要」という件名で、しかも個人情報に関する通知だったため、最近の情報漏えいのニュースが頭に浮かびました。

しかし、メールに書かれていたのは、匿名加工情報に含める項目の追加と、11月4日からの適用です。漏えいの発生、被害の範囲、パスワード変更の依頼などは記載されていません。

今回の改定と、最近の情報漏えいとの関係は分かりません。通知メールと確認した公式ポリシーに、その理由の説明はありませんでした。

そのため、この記事では、通知で確認できた「匿名加工する情報の種類が増える」という変更を中心に取り上げています。

情報提供を止めたい場合はどうする?

気になるのは、「自分の薬の情報は使ってほしくない」と思ったときの対応です。

公式ポリシーには、広告配信事業者等への情報提供を希望しない人向けに、停止するための設定ページが案内されています。

ただし、この案内は「6.個人情報の第三者への提供について」にあるものです。今回の「8.匿名加工情報」に追加される処方薬・調剤情報まで、この設定で止められるかは分かりません。

薬や診療科の情報の扱いを確認したい場合は、公式ポリシーの「お問い合わせ及び苦情のお申出先」から、次の点を問い合わせると話が具体的になります。

  1. 自分が利用した調剤サービスの情報も、今回の匿名加工の対象になるか。
  2. 調剤関連の匿名加工情報は、どのような提供先・目的で使われるか。
  3. 今後の匿名加工情報の作成・提供を希望しない場合、申し出る方法があるか。
  4. 広告向けの情報提供停止設定が、今回追加される情報にも適用されるか。

なお、通知末尾の「メール配信停止」は、今回の調剤情報の利用・提供を止める手続きとして案内されているものではありません。メールの受信設定と、情報の取扱いについての問い合わせは分けて確認しましょう。

届いたメールを読んで押さえたいこと

今回、メールをきっかけに調べてみて気になったのは、買い物に関する情報に加え、薬や診療科に関する情報も匿名加工の対象になる点でした。第三者に提供する場合があるという説明は従来からあり、その対象項目が増える改定です。

グループの薬局を利用している方は、11月4日の適用前に変更一覧を確認し、情報提供の範囲や停止方法が気になる場合は公式窓口に問い合わせておくとよいでしょう。

参照した資料

確認日:2026年10月13日。改定後の項目と適用日は受信メールを根拠にしています。確認時点の企業公式ページには改定前の一覧が掲載されていました。

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この記事を書いた人

はじめまして、「ぴろりん」です。
社会福祉法人で総務を担当しながら、IT運用管理・情報セキュリティ対応など、いわゆる「ひとり情シス」業務も兼務しています。
このブログでは、IT運用管理・PC修理・情報セキュリティ対応・資格学習など、実務で直面した課題とその解決策を発信しています。
同じような悩みを抱える方のお役に立てれば幸いです。

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