対象のメールサービスを使っている方は、So-netでメール用パスワードを再設定し、その後、Outlookなどのメールソフト側にも新しいパスワードを設定してください。2026年10月27日10時ごろから、漏えいしたメールパスワードが順次強制変更されています。
11月2日更新:A-Boxの対象ドメインを修正し、マイページ用パスワードに関する7件の例外、通知方法、再設定後の確認手順を追記しました。
So-netメールで急にパスワードを求められる。再設定しても、パソコンだけ送受信できない。そんなときは、まず使っているメールサービスが、今回の初期化対象かを確認してください。
2026年10月27日、So-netは会員データベースへの不正アクセスと情報漏えいを公表しました。一部メールサービスでは送受信用パスワードも流出し、初期化されています。全会員のメールパスワードが流出したという発表ではありません。
この記事では、対象サービスの見分け方と、再設定後にOutlook・Thunderbird・スマートフォンで確認する順番を整理します。情報確認日:2026年11月2日(日本時間)。
最初に確認:メールパスワードの再設定が必要なサービス
| 対象サービス | 確認の目安となるドメイン |
|---|---|
| メールサービス(G) | @***.gyao.ne.jp/@***.gate01.com/@***.pbc.ne.jp/@***.highway.ne.jp |
| A-Box(追加メールボックス) | @abox***.so-net.ne.jp |
| ソネットVAIOメール | @***.vaio.ne.jp |
| PostPetメールアカウントサービス | @postpet***.so-net.ne.jp |
「***」はサブドメインを表します。so-net.ne.jpを使っているという理由だけで対象と決めず、マイページで契約サービス名を確認してください。基本メールボックス(無料)のメールアドレスパスワードは、今回の漏えい対象ではありません。マイページ用のユーザーIDパスワードについては、通知書情報7件の例外があるため、該当者への個別案内も確認してください。対象と変更手続きはSo-net公式FAQで確認できます。

何が漏れた?会員情報とメールパスワードを分けて確認
So-net会員情報は214万1,986件で、氏名、電話番号、メールアドレス、ユーザーID、生年月日、性別、接続用IDが対象です。ユーザーIDパスワードは、後述する通知書情報7件を除き、漏えいは確認されていません。一方、上表の4サービスでは計5万4,401アドレスのメールアドレスと送受信用パスワードの流出が確認されました。
別に銀行口座情報16件、パスワード再設定用の通知書情報7件の流出も公表されています。クレジットカード情報は含まれません。口座情報等の対象者には個別連絡するとしています。出典:So-net公式発表(10月27日)。
So-netの発表には2026年3月以降の退会者も含まれます。すでに退会している場合も、今回の案内を確認してください。plala(Sコース)の44万3,495件も、同じ不正アクセスによる流出です。
再設定の前に確認したい、2種類のパスワード
| 用途 | 今回行う操作 |
|---|---|
| ユーザーIDパスワード | マイページや手続き画面へのログインに使用。メールの送受信用とは別です。 |
| メールアドレスパスワード | 今回の4サービスで再設定が必要なパスワード。変更後はメールソフトにも反映します。 |
再設定は、届いたメールのリンクではなく公式サイトから
対象サービスの利用者は、ブラウザーでSo-netマイページを開き、契約を確認したうえで、事故に関する公式FAQにあるサービス別のパスワード変更手続きへ進んでください。A-Boxなどの追加サービスには個別の変更手続きがあり、基本メールとは変更画面が異なる場合があります。
変更するのは該当メールアドレスの送受信用パスワードです。マイページのログイン用パスワードだけ変えても、メール側の再設定を済ませたことにはなりません。
So-netの一般的な変更案内には、反映まで数分~30分程度かかる場合があると記載されています。直後に失敗しても、再設定を何度も繰り返す前に、サービス別の完了案内を確認しましょう。出典:So-netのパスワード再設定案内。
再設定後も送受信できないときの確認表

| 症状 | 次に確認すること |
|---|---|
| Webメールは使えるがアプリは使えない | アプリに古いパスワードが残っていないか |
| 受信できるが送信だけ失敗する | 送信サーバー(SMTP)の認証設定も確認 |
| パソコンは使えるがスマホは使えない | スマホ側も該当アカウントの認証情報を更新 |
| Webメールでもログインできない | 対象アドレス、変更完了、反映待ち、サービス別手続きを確認 |
この表は一般的な切り分けの目安です。症状だけで、今回の事故が原因と断定することはできません。So-netの案内では、パスワード変更後はメールソフト側の設定変更も必要とされています。
Outlook・Thunderbird・スマホで確認する場所
Outlook:So-net側で再設定を済ませてから、該当するメールアカウントの設定を確認します。新しいOutlookと従来版では画面が異なるため、So-netのメールソフト別設定案内で利用中の版を選んでください。So-netは起動時の入力画面ではなく、アカウント設定から変更するよう案内しています。Microsoftの一般的な説明も、プロバイダー側の変更後にOutlook側を更新する順序です。Microsoft公式案内。
Thunderbird:「設定」で「パスワード」を検索し、保存されたパスワードの一覧から該当するメールアカウントを探します。受信側と送信側の項目を確認し、必要な項目のパスワードを編集します。無関係なアカウントや「すべて削除」は選ばないでください。Mozilla公式の保存パスワード管理手順。
スマートフォン:メールアプリのアカウント設定で該当アドレスを選び、受信・送信の認証設定を確認します。アプリやOSで表示が異なるため、上記のSo-net設定案内から利用環境に合うページへ進んでください。Webメールだけを使う場合は、メールアプリの設定変更は不要です。
更新後は、自分で管理する別アドレスへ1通送り、そこから返信して送信・受信をそれぞれ試します。エラーが続く場合も、最初からアカウントを削除せず、エラー文と利用ソフトの版を控えてサポートへ相談してください。端末内だけに保存したメールがある場合、削除・再登録によって失うおそれがあります。
同じパスワードを他のサービスでも使っていた場合
ここからは一般的な二次被害対策です。流出したメールパスワードを通販やSNSなどでも使い回していた場合は、そちらも別のパスワードへ変更しましょう。設定できるサービスでは多要素認証も有効にします。
メールの転送設定や送信済みメールに覚えのない内容がないかも確認してください。異常が見つかったことと、今回の事故による被害であることは別です。気になる内容は削除する前に日時や状況を控え、公式窓口に相談します。
よくある疑問:ネット接続やplalaも同じ対応が必要?
ルーターの接続パスワードも変更する?
公式FAQでは接続パスワードの漏えいは確認されていません。今回のメール初期化への対応として、ルーター設定を一律に変更する案内ではありません。
メール本文も読まれた?
公式FAQは、流出した認証情報で第三者による閲覧・送受信が可能な状況だったと説明しています。ただし、自分のメールが実際に閲覧されたかは、この発表だけでは分かりません。
plala(Sコース)もパスワード流出?
ドコモの発表ではパスワード情報は含まれていません。plala(Sコース)の対象確認と対応も参照してください。
公式FAQでは、10月29日時点で本件による二次被害は確認されていないとしています。今後の状況は公式発表と公式FAQで確認してください。
So-netからのメールが本物か分からないとき
So-netは、不正アクセスに関してメールで連絡する場合、同じ内容をマイページにも掲載すると案内しています。メール本文のリンクから操作せず、普段利用している公式サイトからマイページを開いて、重要なお知らせを照合してください。
口座情報16件と通知書情報7件の対象者には、マイページの重要なお知らせまたはメールで個別連絡し、10月29日に書面を発送したと説明しています。特に「マイページ用のパスワードは大丈夫」と考えていた方も、個別案内が届いていないか確認しましょう。
再設定できない場合の相談先
So-net特設ダイヤルは0120-36-8887、平日・土曜10:00~18:00です。公式FAQでは11月3日(祝)も受け付けると案内しています。電話の前に、対象メールアドレス、サービス名、利用中のメールソフト、エラー文を控えておくと説明しやすくなります。パスワードをメモに記載する必要はありません。
出典:So-net公式発表(10月29日更新)/不正アクセスに関する公式FAQ。plala(Sコース)の会員情報とSo-net会員情報の件数に、メールアドレス5万4,401件や口座情報などを足して被害人数として示すことはできません。


