発車オーライネットで情報流出、最大5,614人が対象か|乗車日・バス会社別の確認方法

当ページのリンクには広告が含まれています。
発車オーライネットの予約情報流出と確認方法を案内するイラスト
ノートンストア

高速バスを予約したことがある方は、予約確認メールにある「乗車日」と「運行会社」を確認してください。

バスチケット予約サービス「発車オーライネット」を運営する株式会社工房は、外部取引先との連携用APIサーバーに不正アクセスがあり、一部の予約情報が外部へ流出したと2026年10月15日付で発表しました。流出した可能性があるのは、最大8,341件・5,614人分の情報で、いずれも最終確認中です。[1]

この記事では、自分の予約が対象になり得るかを確認する手順と、不審な連絡への対応を整理します。

※2026年10月18日更新。日本交通の追加案内を追記しました。個人ごとの対象判定は、本記事ではできません。

広告・PR
目次

10月18日追記:日本交通も広島米子線・京都米子線について案内

日本交通は2026年10月18日、共同運行する高速バスの広島米子線・京都米子線について、予約・発券を扱う「発車オーライネット」への不正アクセスにより、利用者の個人情報が外部へ漏えいした可能性があると案内しました。

両路線の利用者は、予約確認メールや購入履歴にある乗車日・運行会社・予約先を確認してください。日本交通の告知は、両路線の全利用者の情報流出を確定したものではありません。個別の対象確認は、公式窓口へ問い合わせてください。

今回の案内は、工房が10月15日に公表した連携用APIサーバーへの不正アクセスに関するものです。日本交通の告知に、10月18日に新たな攻撃が発生したとの記載はありません。

問い合わせ先は10月19日(月)から「発車オーライネットお客様相談センター」0120-539-020に変わります。受付は9時〜18時、平日・土日祝です。

日本交通:広島米子線・京都米子線の公式案内(2026年10月18日)

対象の乗車日や、ほかのバス会社の案内は以下で確認できます。

まず何を確認する?利用状況ごとの対応表

気になっていることまず確認すること
自分も対象か知りたい予約確認メールで乗車日・運行会社・予約先を確認し、公式案内と照合する
これから乗る予約がある対象期間には将来の乗車予定も含まれる。過去の利用だけで判断しない
カード情報が心配工房によると、カード情報などは不正アクセスを受けたサーバーに保存されていない
SMSや電話が届いたリンクを開いたり情報を伝えたりせず、自分で公式サイトを開いて確認する
対象か判断できない記事後半の公式窓口へ問い合わせる

対象期間は「予約した日」ではなく「乗車日」

予約日ではなく乗車日を確認する利用者のイメージ
説明用のイメージイラスト

公式案内で対象とされているのは、2026年7月16日から11月29日までに利用するバスチケットの、一部の予約情報です。[1][2]

この期間は、予約を操作した日を示すものではありません。アルピコ交通も「乗車(乗車予定)」のお客様の情報と説明しています。すでに乗ったバスだけでなく、これから乗る予定の予約も確認してください。[2]

確認するときは、次の順で見ると整理できます。

  1. 手元の予約確認メールや購入履歴で、乗車日を確認する。
  2. 運行会社と、予約に使ったサイト名を確認する。
  3. 運行会社や発車オーライネットの公式サイトで、今回の案内を確認する。
  4. 自分の予約が該当するか分からなければ、公式窓口に問い合わせる。

期間内に利用したというだけで、流出対象と確定するわけではありません。氏名・電話番号・予約番号を含む画面をSNSなどに投稿して尋ねることも避けましょう。

何の情報が流出した?カード・パスワードの扱いは

JR四国バスの公式案内では、流出した可能性のある情報として、次の項目が挙げられています。[3]

区分公表された内容
氏名カタカナの予約名
連絡先電話番号
バス予約乗車日、路線、予約番号など
当該サーバーに保存されていなかった情報クレジットカード情報、銀行口座情報、住所、メールアドレス、パスワードなど

カード情報やパスワードについては、今回不正アクセスを受けたサーバーに保存されていなかったという説明です。[3] サービス全体で登録・保有していない、という意味ではありません。メールアドレスが当該サーバーにないことと、運営会社が通知先のメールアドレスを保有していないことは別です。

今回の公表内容から、利用者全員にカードの停止やパスワードの変更が必要とは判断できません。一方、氏名や乗車予定を知っている相手でも、本物の担当者とは限りません。不審な相手にカード情報や認証情報を渡さないことが大切です。

バス会社の告知も確認を|全路線が対象とは限らない

発車オーライネットは、工房が運営するバス予約のポータルサイトです。今回、不正アクセスを受けたのは外部取引先とデータをやり取りするためのAPIサーバーで、複数の運行会社が関連するお知らせを出しています。[1][2][4]

ただし、告知を出した会社の全路線・全利用者が対象という意味ではありません。確認できた主な案内は以下のとおりです。網羅的な一覧ではありません。

運行会社10月16日確認時点の主な案内
名鉄バス同システムを利用する路線として、名古屋・奈良線、名古屋・新潟線、名古屋・徳島高松松山線を掲載。流出の可能性がある人数は38名で確認中 [4]
アルピコ交通自社路線に関係する対象予約の有無を調査中と説明 [2]
JR四国バス予約情報の一部流出に関する報告を受けたと公表。情報項目や二次被害への注意を案内 [3]
西日本JRバス一部路線の予約受付に同サービスを利用していると説明。問い合わせ先を案内 [5]
阪急観光バス工房への不正アクセスと情報流出について告知。詳細は工房の発表へ案内 [6]

特にアルピコ交通については、自社分の流出が確定したと読み替えないよう注意が必要です。名鉄バスも、同システムを利用する路線を具体的に限定しています。[2][4]

利用したバス会社が表にない場合も、対象外とは判断できません。予約した運行会社の公式お知らせを確認してください。

今すぐ気をつけたいのは、不審なSMSや電話

不審なSMSや電話に注意し公式サイトから確認するイメージ
説明用のイメージイラスト

JR四国バスは、公表時点で本件に起因する具体的な被害報告は受けていないとしつつ、電話番号宛ての不審なSMSや見知らぬ番号からの電話に注意を呼びかけています。また、発車オーライネットや同社が、SMSなどで暗証番号やカード情報を尋ねることはないと案内しています。[3]

例えば「予約の確認」「返金」「再決済」などを理由に個人情報の入力を求められても、届いたリンクから手続きを進めず、いったん立ち止まりましょう。これらは注意すべき連絡の例であり、今回その文面の詐欺が確認されたという意味ではありません。

確認は、普段使っているブックマークや、手元の予約確認メールに記載された運行会社名を手掛かりに、公式サイトを自分で開いて行います。電話の場合も、その場で情報を伝えず、公式サイトに掲載された窓口からかけ直す方法があります。

不審なページへパスワードを入力してしまった場合は、公式サイトから変更してください。カード情報を入力した場合は、カード会社の公式窓口へ相談しましょう。これは、流出の通知を受け取っただけの場合とは対応が異なります。

問い合わせ窓口は10月19日から電話番号が変わる

工房の公式案内と西日本JRバスの告知では、次の窓口が掲載されています。受付時間は9時〜18時です。[1][5]

利用する日窓口・電話番号
2026年10月18日(日)まで発車オーライネットCSセンター:048-227-0523
2026年10月19日(月)から発車オーライネットお客様相談センター:0120-539-020

オンラインの問い合わせ先は、発車オーライネット公式お問い合わせフォームです。

問い合わせる際は、乗車日・運行会社・予約番号を手元で確認しておくと、自分の予約について説明しやすくなります。予約番号などは公開コメント欄へ書かず、公式の問い合わせ先へ必要な範囲で伝えてください。

不正アクセスはいつ起きた?公表までの経緯

時期工房の公表内容
2026年9月16日〜19日連携用APIサーバーに不審なアクセス
10月13日不審なアクセスを検知し、該当サーバーの通信を遮断
10月15日発車オーライネット公式お知らせに個人情報流出の案内を掲載

工房は、予約情報が外部へ流出した痕跡を確認したと説明しています。個人情報保護委員会への報告、警察への被害届提出、関係するバス事業会社・旅行サイト運営会社への状況報告も案内しています。[1]

不正アクセスがあった期間と、流出対象となり得る乗車日の期間は別です。「9月に乗っていないから関係ない」とは判断できません。

よくある疑問

今ある予約は取り消した方がいい?

今回確認した情報流出の公式案内には、利用者全員に予約の取消・取り直しを求める記載は見当たりません。乗車や予約について個別の案内を受けている場合は、利用する運行会社の公式情報と照合してください。

通知メールが来ていなければ対象外?

メールが届いていないことだけでは対象外と判断できません。工房の案内には、対象者へ順次メールで報告する旨があり、件数・人数も最終確認中です。[1]

全会員の情報が流出したの?

全会員が対象と発表されているわけではありません。対象は一部の予約情報です。最大5,614人という数字も、流出した可能性がある範囲として公表されています。[1]

原因や攻撃方法は分かっている?

確認した公式案内では、侵入手法や悪用された脆弱性の詳細までは分かりません。名鉄バスも、原因は工房で調査中と説明しています。[4]

まずは乗車日と運行会社を確認し、自分の予約について分からない点を公式窓口へ問い合わせてください。不審な連絡が届いたときは、相手が予約内容を知っていても、その場で情報を渡さず確認しましょう。

出典・公式案内

初回確認日:2026年10月16日。最終更新日:2026年10月18日(日本交通の案内を追加)。掲載画像は説明用のイメージイラストです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

はじめまして、「ぴろりん」です。
社会福祉法人で総務を担当しながら、IT運用管理・情報セキュリティ対応など、いわゆる「ひとり情シス」業務も兼務しています。
このブログでは、IT運用管理・PC修理・情報セキュリティ対応・資格学習など、実務で直面した課題とその解決策を発信しています。
同じような悩みを抱える方のお役に立てれば幸いです。

目次