リクルートは2026年10月21日、「カーセンサーnet」と中古車販売店向け「C-MATCH」への不正アクセスにより、最大370万9,551件の個人情報が外部に漏えいした可能性があると発表しました。
10月18日に本記事でお伝えしたサービス停止について、利用者情報への影響が新たに明らかになりました。対象には、販売店へ問い合わせた人や口コミを投稿した人、販売店の関係者などが含まれます。
370万9,551件は漏えいの可能性がある最大件数です。流出が確定した人数ではありません。原因と影響範囲の詳細は引き続き調査中です。
更新日:2026年10月21日(日本時間)。リクルート公式発表の所在と、ITmedia NEWS・Car Watchによる発表内容の報道を照合して更新しています。
10月21日の続報:自分は情報漏えいの対象?
まず確認したいのは、車を購入したかどうかよりも、カーセンサー上で販売店への問い合わせや口コミ投稿をしたことがあるかです。今回公表された対象区分は次のとおりです。
| 対象区分 | 漏えいした可能性がある件数 | 主な情報 |
|---|---|---|
| 販売店へ問い合わせた利用者(アプリ版を含む) | 3,210,421件 | 氏名・住所。一部は問い合わせ内容、年代、性別、電話・FAX番号、メールアドレス |
| 口コミを投稿した利用者(アプリ版を含む) | 5,289件 | 氏名。一部はメールアドレス |
| C-MATCH登録の中古車販売店 | 483,168件 | 代表者・担当者の氏名、電話番号、古物商許認可情報、ログインIDなど |
| リクルートの従業員・委託先・販売代理店などの関係者 | 10,673件 | 氏名、メールアドレス、ログインID |
問い合わせ利用者の内訳は、氏名・住所が3,176,375件、これらに問い合わせ内容・年代・性別を含むものが33,247件、問い合わせ内容・電話番号・FAX番号・メールアドレスを含むものが799件です。口コミ投稿者は氏名のみが5,285件、氏名とメールアドレスが4件とされています。
住所は原則として市区町村名までですが、町名・番地・建物名・部屋番号等まで含む可能性がある情報も最大447,670件あります。全対象にリクルートの管理用IDが含まれます。
C-MATCHを利用する販売店のうち個人事業主については、事業所・窓口の住所、郵便番号、電話・FAX番号に加え、引落口座情報も対象に含まれるとされています。
一方、クレジットカードなどの決済情報とログインパスワードは含まれないと説明されています。「決済情報は含まれない」という説明だけで、個人事業主の引落口座情報も対象外と読み違えないようにしてください。
対象者への通知と、不審な連絡への対処
リクルートは、対象者へ順次個別に連絡するとしています。利用履歴に心当たりがある場合は、受付メールや口コミ投稿の記録を確認しておくと、自分の利用状況を整理できます。通知がまだ届いていないことだけで対象外とは判断できません。
10月21日時点で、リクルートが把握する範囲では本件による二次被害は確認されていません。同社は、不審なメール・SMS・郵送物・電話や、本文のリンク・添付ファイルに注意するよう呼びかけています。
たとえば、問い合わせた車の話をされても、それだけで販売店本人とは判断できません。支払い先の変更や情報の再入力を求められたときは、その連絡にある番号やリンクを使わず、以前から分かっている販売店の連絡先で確認しましょう。これは、不審な連絡に備えるための本記事の提案です。
出典:リクルート「『カーセンサーnet』、『C-MATCH』への不正アクセスに伴う個人情報漏えいに関する お詫びとお知らせ」(10月21日)。発表内容はITmedia NEWS、Car Watchでも確認できます。
停止から公表までの経緯
| 日付 | 公表された経緯 |
|---|---|
| 10月17日 | 関連システムへの不審なアクセスを検知。同日17時ごろからアプリ版・C-MATCHなど関連サービスを一時停止 |
| 10月20日 | 漏えいした可能性がある個人情報の項目と最大件数を把握 |
| 10月21日 | 最大3,709,551件の漏えいの可能性を公表。詳細調査と対象者への個別連絡を進める |
当サイトでは10月18日夜に、公式トップページへの接続で503エラーが返ることを確認していました。これは当時の記録です。10月21日付の情報漏えい発表から具体的な復旧日時は確認できていないため、利用再開は公式案内で確認してください。
見られないとき、利用者はどうすればいい?

1.サイトの案内を確認し、時間を置く
カーセンサー公式サイトや公式ヘルプで、新しい案内を確認してください。ヘルプが開けても、中古車検索や問い合わせまで再開しているとは限りません。
今回、サービス停止を知らせる販売店の案内があるため、見られないことだけを理由に、スマートフォンの初期化やアプリの削除を急ぐ必要はありません。ほかのサイトも開かない場合は、ご自身の通信状態も確認してください。
2.急ぎの在庫確認・来店相談は販売店へ
商談中の車や来店予定がある場合は、販売店の公式ホームページに載っている連絡先から、在庫や予約を確認する方法があります。ロッソオートスポーツも、自社ホームページとグーネット経由での問い合わせを案内しています。
別サイトで車を見つけたときは、販売店名だけでなく、年式・走行距離・車両の特徴も照合しましょう。同じように見える車でも、別の在庫の場合があります。最新の在庫状況は販売店へ確認してください。
3.送信済みの問い合わせは到着確認をする
停止前後に見積もり依頼や来店予約を送った場合、受付メールや送信日時を残しておきましょう。今回の停止によって、どの問い合わせに影響が出たかは確認できていません。
返事が必要な期日が近い場合は、送った日時と用件を販売店に伝えて、届いているか確認すると話が進めやすくなります。再送する際も、最初の問い合わせがあることを添えてください。
復旧はいつ?検索結果の表示だけでは判断できない
本記事の確認時点では、確かな復旧予定時刻は分かりません。「今日中」「翌朝」などと予測できる根拠も確認できていません。
検索結果に車両情報や以前のトップページが表示されていても、それだけでは現在使える証拠にはなりません。今回の調査でも、検索結果には10月16日更新の掲載台数が表示される一方、公式トップページへの接続は503エラーでした。
再開を確認するときは、公式の案内と、必要な車両ページ・問い合わせ機能の状態を確認してください。急ぎの商談や予約は、再開を待つ間にも販売店と直接連絡を取っておくと安心です。
よくある疑問
カーセンサーを使った人は全員、情報が漏れたのですか?
全利用者の情報が流出したと公表されたわけではありません。10月21日の発表では、販売店への問い合わせ利用者や口コミ投稿者などについて、最大370万9,551件の個人情報が漏えいした可能性が示されました。対象者には順次個別に連絡する方針です。
アプリを入れ直せば直りますか?
今回のサービス停止が原因であれば、入れ直すことで解決するとは言えません。まず公式案内を確認してください。当サイトではアプリ実機の動作検証は行っていません。
ほかのリクルートのサービスも停止していますか?
今回確認したカーセンサーの情報から、ほかのサービスも停止しているとは判断できません。それぞれのサービスの公式案内を確認してください。


