スマホにセキュリティソフトは必要?iPhone・Androidの違いと個人情報の流出監視

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スマホのセキュリティ設定を確認する男女と、セキュリティソフトの必要性を考える見出し
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サイバー攻撃や情報漏えいのニュースが続くと、「パソコンだけでなく、スマホにもセキュリティソフトを入れた方がいいのだろうか」と気になります。筆者の身近でも、そうした相談がありました。

スマホにもセキュリティ対策は必要です。ただし、有料ソフトを入れるべきかは、使っている端末と、追加したい機能で変わります。iPhoneとAndroidではアプリにできることが違い、危険なサイトへの対策と、個人情報の流出を知らせる機能も別のものです。

まず標準機能を確認し、それでも補いたいところがあれば有料製品を選ぶ。この記事では、その判断に必要な違いを整理します。機能の確認日:2026年10月25日。実際に使える機能はOS・契約・販売経路・地域・設定によって異なります。

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目次

スマホにセキュリティソフトは必要?先に判断の目安

気になっていること最初に確認すること
iPhoneのウイルス感染が心配OSの更新と標準の保護を確認。有料アプリはWeb・SMSなどの追加機能で選ぶ
Androidに不正アプリを入れないか心配Google Play プロテクトを確認。追加製品のアプリ検査・詐欺対策を比較する
自分の情報が流出したら知りたい保存パスワードのチェックと、個人情報の流出監視の違いを確認する
家族にも使わせたい端末の保護台数に加え、流出監視を利用できる人数と通知の確認方法を調べる
すでに不正請求や乗っ取りがあるソフト選びより先に、カード会社や該当サービスの公式窓口へ連絡する

「有料だから安心」「iPhoneだから何もしなくてよい」と一括りにするより、普段の使い方に沿って考える方が、必要な対策を選びやすくなります。

昨今のサイバー攻撃で、スマホ利用者は何に気をつける?

IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2026」個人向けには、フィッシング、不正アプリ、不正ログイン、インターネット上のサービスからの個人情報の窃取などが挙げられています。ウイルス感染だけを気にしていればよい状況ではありません。なお、個人向けは五十音順で、被害件数のランキングではありません。

出典:IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」

スマホが感染していなくても、被害は起こる

たとえば、宅配業者やカード会社を装ったSMSから偽サイトへ進み、自分でパスワードや認証コードを入力してしまうケースです。端末に不正なアプリがなくても、入力した情報は相手に渡ってしまいます。

IPAの2026年個人編ハンドブックは、偽サイトに入力した情報を攻撃者が即座に悪用し、ワンタイムパスワードまで入力させる手口を説明しています。二要素認証を設定していても、認証コードを偽サイトへ渡してよいわけではありません。

出典:IPA「情報セキュリティ10大脅威2026」個人編ハンドブック

企業側の漏えいは、スマホのソフトでは防げない

通販サイトなどに預けた情報が、その事業者のサーバーから漏れる場合もあります。利用者がスマホをきちんと管理していても、事業者側のシステムまで自分のアプリで保護することはできません。

だからこそ、「自分の端末を守る」「偽サイトへの入力を避ける」「流出を知って対応する」という備えを組み合わせて考えます。流出監視を使う意味は、この最後の部分にあります。

最近の事故が相次ぐ背景は、情報漏えいが多いと感じる理由と、自分を守る対策で詳しく解説しています。本記事では、ニュースの多さだけから攻撃件数の増加を断定しません。

iPhoneとAndroidでは、セキュリティアプリの役割が違う

iPhone:端末全体のウイルス検査より、WebやSMSの保護を見る

Appleは、他社製アプリがほかのアプリの情報やシステムへ勝手にアクセスできないよう、アプリを「サンドボックス」という仕組みで分離しています。これはセキュリティアプリにも適用されます。

そのため、通常のiPhoneで使うセキュリティアプリを、Windowsのように端末内のあらゆるファイルやアプリを調べて駆除するものと考えないでください。追加するなら、危険サイトへの警告、SMSのフィルタリングなど、自分が使いたい機能とその対象範囲を確認します。

出典:Apple「iOS、iPadOS、およびvisionOSでのランタイムプロセスのセキュリティ」

また、iPhoneもOSの更新は必要です。アプリの仕組みが安全性を高めていても、「iPhoneなら詐欺サイトや不正ログインの心配がない」という意味にはなりません。

Android:まずGoogle Play プロテクトの状態を確認

Google Playを利用できるAndroid端末には、Google Play プロテクトがあります。アプリの安全性を確認し、有害な可能性のあるアプリを見つけると警告したり、無効化・削除したりすることがあります。Googleは常に有効にしておくことを勧めています。

確認は、Google Play ストアのプロフィールアイコンから「Play プロテクト」を開きます。設定で「Play プロテクトによるアプリのスキャン」が有効かを見てください。

追加製品を検討するときも、すでにある保護を踏まえて、アプリ検査に加えてWeb・SMS対策や相談窓口が必要かを比べます。不審なSMSの案内で、提供元の分からないアプリを入れないことも大切です。

出典:Google「Google Play プロテクトを使用してアプリの安全性とデータ プライバシーを確保する」

個人情報の流出に気づくために、監視機能を使う意味

「漏れないようにする」対策と同じくらい、漏れたと分かった後に動けることも大切です。メールアドレスやパスワードなどを監視するサービスは、対象の情報が見つかったときに通知し、確認するきっかけを作ってくれます。

ダークウェブとは、通常の検索エンジンでは見つけにくく、アクセスに専用の仕組みを使う領域のことです。ノートンの公式サポートでは、そこで個人情報が検出された場合に通知すると説明しています。

出典:ノートン「ダークウェブモニタリング」

ただし、流出監視があるから、すべての漏えいを知れるとは限りません。監視先に出てこない情報や、まだ検出できていない情報もあり得ます。通知の時点で悪用されているとも、被害が起きる前に必ず通知されるとも判断できません。

情報を取り戻したり、漏えい元の会社からデータを削除したりする機能でもありません。通知がなくても、利用している会社から漏えいのお知らせが届いたら確認が必要です。

無料のパスワード確認と、有料の個人情報監視はどう違う?

機能主に確認するもの確認するときの注意
Appleの「パスワード」のセキュリティ機能保存パスワードの使い回し・弱さ・既知の漏えい住所やカード番号など、個人情報全般の監視とは異なる
Google パスワード マネージャーのチェックアップ保存したパスワードの漏えい・使い回し・弱さ保存内容と設定を確認する
有料の個人情報流出監視契約で対象となるメールアドレスなどの情報登録可能な項目・人数・通知方法はサービスごとに違う

パスワードの確認が目的なら、まず使っているAppleやGoogleの機能を確認する方法があります。そのうえで、ほかの登録情報も継続して監視したい、通知後に相談したい、といった希望があれば有料サービスを比較します。

出典:Apple「iPhoneで安全性の低いパスワードまたは侵害されたパスワードを変更する」

出典:Google「Chromeでパスワードを管理する」Android向け

筆者はIDプロテクションを使っており、メールアドレスに関係する流出情報が表示された経験を、IDプロテクションの使用レビューで紹介しています。画面の通知件数を、そのまま現在のパスワードが盗まれた回数や乗っ取りの件数と考えないことも説明しています。

ノートンを選ぶなら、スマホで使える機能を確認する

ノートン360も候補の一つです。公式サポートでは、Androidのアプリ検査、Android・iOSの危険サイト対策やSMS対策、対象契約でのダークウェブ監視などが案内されています。ただし、OSやプランによって範囲が違います。

特に、同サポートのセーフSMSの説明では、iMessageは対象外で、MMSも画像・動画・音声ではなくテキスト部分が対象です。「スマホに届くメッセージを全部調べてくれる」とは考えないでください。

出典:ノートン「モバイルデバイス向けのノートン360アプリの機能」

購入前には、次の項目を確認しておくと選びやすくなります。

確認項目見ておきたいこと
端末とOS手持ちのiPhone・Androidが対応しているか
欲しい機能Web、SMS、アプリ検査、流出監視のうち何を使うか
人数と台数端末を保護できる台数と、個人情報を監視できる人数・登録上限
料金初回だけでなく、更新料金と自動更新の条件
設定と使い勝手必要な権限や通知が有効か、家族が警告を理解できるか

すでにPC向けの複数台契約があるなら、スマホを追加できる空きがないか、監視機能が含まれていないかを先に確認しましょう。保護台数の数だけ、家族それぞれの個人情報を監視できるとは限りません。

筆者の家庭ではノートン360を利用していますが、本記事は製品間の検出性能を実測して順位を付けたものではありません。ほかの製品も含めて考えたい方は、個人向けセキュリティ4製品の機能比較をご覧ください。子どもの利用制限が目的なら、ノートン ファミリーをiPhoneに導入した体験が参考になります。

流出通知が届いたら、アプリで詳細を確認して行動する

スマートフォンの通知とチェックリストを一緒に確認する男女のイメージ
通知を確認した後の対応も、家族と共有しておきましょう(イメージ)。

通知メールのリンクをそのまま押すより、普段使っている正規のアプリや、保存済みの公式サイトから詳細を確認します。表示された情報の種類や、対象サービスが分かるかを見てください。

見つかった情報・状況次に行うこと
メールアドレスだけが表示された追加の漏えい項目や事業者の案内を確認。不審な連絡に注意する
パスワードが含まれる該当するものと使い回し先を変更。多要素認証やパスキーも確認する
カード情報が含まれる・不審な請求があるカード会社の正規の窓口へ相談する
流出元が不明・古い情報のように見える詳細と現在の利用状況を確認。使い回している古いパスワードも見直す

流出監視の通知だけで、現在どのアカウントが被害に遭っているかまでは分からない場合があります。判断に迷ったときは、その監視サービスの公式窓口や、関係する事業者へ相談してください。

具体的な手順は、個人情報漏えいの通知が来たら何をする?情報別の対処と相談先にまとめています。

家族へ導入するなら、「通知が来たらどうするか」まで決めておく

家族のスマホに入れる場合、インストールだけで終わらせず、通知の確認方法を一緒に見ておくと使いやすくなります。「警告が出たら操作を止める」「自分で判断できなければ誰に相談するか」を決めておきましょう。

個人情報の監視には、その情報をサービスへ登録する必要があります。家族本人に目的と登録内容を説明し、契約の人数条件やプライバシーの扱いも確認してください。

まず今日確認したい、スマホの基本対策

OS・ブラウザー・アプリを更新する。サービスごとに異なるパスワードを使い、対応していればパスキーや多要素認証を設定する。SMSやメールから支払いやログインを求められたら、正規のアプリから確認する。カードの利用通知や、各サービスのログイン通知にも目を通す。これらは有料ソフトを使う場合にも続けたい対策です。

有料アプリを選ぶ基準は、自分のスマホで何を補いたいかです。危険なサイトへの警告が欲しいのか、情報の流出を知りたいのか、家族の相談先が欲しいのか。必要な機能を一つずつ確かめれば、漠然とした不安だけで契約することを避けられます。

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この記事を書いた人

はじめまして、「ぴろりん」です。
社会福祉法人で総務を担当しながら、IT運用管理・情報セキュリティ対応など、いわゆる「ひとり情シス」業務も兼務しています。
このブログでは、IT運用管理・PC修理・情報セキュリティ対応・資格学習など、実務で直面した課題とその解決策を発信しています。
同じような悩みを抱える方のお役に立てれば幸いです。

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