PCを起動しただけなのに、Microsoft Edgeが開いてYahoo!が表示される。毎回閉じるのは面倒ですし、「更新で何か変わった?」と気になる症状です。
まず確認したいのは、Edgeの自動起動設定と、Windowsの「サインイン時にアプリを再起動する」設定です。Yahoo!を表示する設定と、Edgeそのものを起動する設定は分けて確認すると、何を変更すればよいか整理できます。
この記事はメーカー・Microsoftの公式案内を基にした確認手順です。筆者の環境で今回の症状を再現・解消した実機検証記事ではありません。画面や項目名はEdgeのバージョン、端末の管理設定によって異なることがあります。
26H2の不具合?現時点で確認できたこと
2026年10月10日確認時点で、MicrosoftのWindows 11 26H2の既知の問題一覧には、今回の「起動時にEdgeが開いてYahoo!が表示される」症状の掲載を確認できませんでした。「26H2固有の不具合」「10月9日から報告が多数」という点も、今回の調査では裏付けが取れていません。
ただし、一覧に掲載されていないことだけで、不具合が存在しないとは言い切れません。現時点では更新との因果関係は分からないため、まず端末側の設定から確認します。
出典:Microsoft|Windows 11, version 26H2 known issues and notifications
どの症状ですか?確認する場所を選ぶ
| 起きていること | 先に確認する場所 |
|---|---|
| サインインするとEdgeの画面が毎回出る | Edgeの自動起動設定、Windowsのアプリ再起動設定 |
| Edgeを自分で開くとYahoo!が出る | Edgeの起動時に開くページ |
| 画面は出ないがタスクマネージャーにEdgeがある | スタートアップブーストなどのバックグラウンド動作 |
| ロック画面の説明を押したあとにEdgeが出る | Windowsスポットライトの操作 |
| Yahoo!だけがアプリのような別窓で出る | インストール済みWebアプリの自動起動 |
1.Edgeの「サインイン時に自動的に開く」をオフにする
FMVの公式サポートでは、Edgeにサインイン時の自動起動を切り替える項目があると案内しています。まず、この項目が自分のEdgeにも表示されるか確認しましょう。
- Microsoft Edgeを開きます。
- 右上の「…」から「設定」を開きます。
- 「スタート/ホーム/新規タブ ページ」を開きます。
- 「WindowsにサインインするときにEdgeを自動的に開く」があれば、オフにします。
- Edgeを閉じ、PCを再起動して、サインイン後に画面が出るか確かめます。
項目が見つからなければ、次のWindows側の設定を確認してください。会社のPCなどで変更できない場合は管理担当者に相談します。
出典:FMV|サインインするとMicrosoft Edgeが勝手に起動してしまいます。

2.Windowsの「アプリを再起動する」をオフにする
MicrosoftがEdgeの自動起動を止める方法として案内しているのは、Windowsのサインインオプションの変更です。
- スタートから「設定」を開きます。
- 「アカウント」→「サインイン オプション」を開きます。
- 「再起動可能なアプリを自動的に保存し、サインイン時に再起動する」をオフにします。
- PCを再起動し、Edgeが自動的に開くか確認します。
この設定はEdge専用ではありません。前回の作業を引き継ぐためにアプリを自動で開いていた人は、その使い勝手も変わる点に注意してください。
出典:Microsoft|Microsoft Edge が自動的に起動されないようにする
3.Windowsのスタートアップを確認する
続いて「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」を開きます。Microsoft Edgeや、起動して困っているWebアプリが一覧にある場合は、その項目をオフにして再起動します。
一覧にEdgeがないこともあります。見当たらなければ、その画面で無理に探し続ける必要はありません。また、名前だけでは用途が分からないアプリをまとめて無効にするのは避けてください。
出典:Microsoft|Configure Startup applications in Windows
Yahoo!が表示される場合は「起動する理由」と「開くページ」を分ける
ここが混同しやすいところです。Yahoo!が表示されることだけでは、Yahoo!がEdgeを起動させたとは判断できません。Edgeが別の理由で起動し、そのあとに設定されたページを表示している可能性もあるためです。
Edgeの「設定」→「スタート/ホーム/新規タブ ページ」で、Edgeの起動時に開くページを確認します。「これらのページを開く」にYahoo!のURLが登録されていないか、前回のタブを開く設定になっていないかを見てください。
Yahoo!を起動時に表示したくなければ、「新しいタブ ページを開く」など、希望する設定に変更します。これはEdgeを開いたときの表示先を変える操作です。PC起動時にEdgeが開くこと自体を止めたい場合は、前の自動起動設定も確認してください。
出典:Microsoft|Manage Microsoft Edge Startup Settings
まだ開くときに確認したい2つのケース
ロック画面の説明をクリックしていないか
Windowsスポットライトの背景にある説明をクリックしてからサインインすると、Edgeで詳細が表示されることがあります。まず説明を押さず、Enterキーでサインインして、同じ症状になるか確かめましょう。これは上記FMVサポートで案内されている確認方法です。
Webサイトをアプリとして登録していないか
普通のブラウザのタブではなく、Webサイトが独立したアプリのような窓で出る場合は、EdgeでインストールしたWebアプリも確認します。Edgeのアドレスバーにedge://appsと入力し、該当アプリの管理画面やメニューを開いて、デバイスへのログイン時に自動起動する設定が有効になっていないか調べます。
今回のYahoo!表示がWebアプリによるものと確認したわけではありません。この確認は、サイトをアプリとしてインストールしている人向けです。
出典:Microsoft|Microsoft Edge で Progressive Web Apps(PWA)を使用する
スタートアップブーストをオフにすれば解決する?
スタートアップブーストは、Edgeを素早く開けるように、最小限のプロセスをバックグラウンドで動かす機能です。タスクマネージャーにEdgeが表示されることと、ブラウザの画面が勝手に開くことは別です。
画面は出ていないのにEdgeのプロセスが気になる場合は、Edgeの「設定」の「システムとパフォーマンス」周辺で、スタートアップブーストの設定を確認してください。Microsoftの案内ではedge://settings/system/manageSystemから確認できます。オフにすると、Edgeの起動速度が変わる場合があります。
「ブーストを切れば、勝手に開く症状が必ず直る」とは言えません。画面が出る場合は、自動起動やアプリ再起動の確認を先に行います。
出典:Microsoft|Get help with startup boost
設定を変えても止まらないときは、情報を残して相談する
一度に設定を全部変えると、どれが効いたか分からなくなります。変更は1つずつ行い、PCを再起動して結果を確認してください。
改善しなければ、次の情報を記録すると、メーカーや管理担当者に状況を伝えやすくなります。
- Windowsのバージョン・OSビルド:「設定」→「システム」→「バージョン情報」で確認
- Edgeのバージョン:アドレスバーに
edge://settings/helpと入力して確認 - いつ開くか:毎回のサインイン、更新直後だけ、ロック解除後など
- 開いたページのURLと、変更した設定
この症状だけを根拠に26H2をアンインストールしたり、レジストリを書き換えたりする必要性は確認できていません。まず設定の結果を整理し、通常のWindows Update・Edge更新を確認したうえで相談するのがよいでしょう。
よくある質問
Yahoo!が開いたらウイルスですか?
Yahoo!が表示されるだけでは判断できません。自動起動や起動時ページの設定を確認してください。見覚えのないURLへの転送など、別の異常もある場合は、その状況を分けて確認する必要があります。
既定のブラウザをChromeにすれば止まりますか?
既定のブラウザを変更するだけで、Edgeの自動起動設定までオフになるとは限りません。Edgeが開く症状は、本記事の設定から確認してください。
26H2の修正パッチはありますか?
今回の症状を26H2固有の問題として修正する公式パッチは、2026年10月10日の調査では確認できませんでした。特定のKB番号を解決策として案内できる根拠もありません。
オフにしてもEdgeを普通に使えますか?
自動起動をオフにする操作は、Edgeを削除する操作ではありません。必要なときにアイコンから開いて使えます。
まずEdgeとWindowsの自動起動設定から確認を
毎回Yahoo!を閉じるのが面倒なら、先にEdgeの「サインイン時に自動的に開く」、次にWindowsの「再起動可能なアプリ」を確認してください。Yahoo!を表示する設定だけを変えても、Edge自体の自動起動は残ることがあります。
更新直後に気づいた場合も、26H2のせいと決めつけず、設定を1つずつ確かめると、解消したかどうかを判断しやすくなります。


