Communeの情報漏えいのお知らせを見ても、自分が使っている会員サイトが対象か分からない。まず、下の一覧で企業名と登録したコミュニティ名を照合してください。各企業の商品や通販を利用しただけでなく、そのコミュニティへ登録していたかが確認のポイントです。
身に覚えのないパスワード変更があった方は、先に確認手順へ進めます。パスワードの不正変更と、サイトからのログアウト・再ログインの案内は分けて確認してください。
個別発表の確認日:2026年10月10日。10月12日に追加分を一覧へ統合しました。「漏えい確認」と「閲覧・取得の可能性」は各運営者の発表に合わせています。全組織を網羅した一覧ではありません。
Commune情報漏えい:企業・対象コミュニティ一覧
| 企業・公式発表 | 対象コミュニティ | 公表日 | 人数・影響 |
|---|---|---|---|
| LIXIL | すまいひろば/猫壁ひろば | 10月9日 | 表示名、メールアドレス、登録プロフィールなどに漏えいの可能性。人数の記載なし |
| VALX | VALX “FUN”コミュニティ | 10月8日 | 会員3,813名のうち2,950名分の会員一覧情報が閲覧・取得された可能性 |
| ちとせグループ/ちとせ研究所 | ちとせアカデミー | 10月9日 | 最大843名。氏名、メールアドレス、診断結果など登録項目に閲覧・取得の可能性 |
| ウイングアーク1st | nest Portal | 10月8日 | 推定約1,200名。企業名、氏名、メールアドレス、住所などに漏えいの可能性。調査中 |
| カルビー | 絶品部「やめられない、とまらない」課 | 10月9日 | メールアドレス、表示名、プロフィール、所属グループなどの一部が閲覧・取得された。人数の記載なし |
| Sansan | Sansan User Forum | 10月9日 | メールアドレスを含む情報:1,325名の漏えい確認。表示名等:8,687名に漏えいの可能性 |
| スズキ | スズキヴィレッジ | 10月9日 | 約3,000名分に閲覧・取得の可能性。メールアドレス、年代、所有車名など |
| ヤマハ | ヤマハネットワークエンジニア会(YNE) | 10月9日 | 約1,600名分のメールアドレス、表示名、自己紹介、所属グループなどが漏えい |
| ZENB JAPAN(ミツカングループ) | ZENB GARDEN | 10月9日 | 897名の漏えい確認。最大949名が対象と見込む(18:20訂正後) |
| 青森県 | 青森びいき | 10月8日 | 想定最大2,950人。メールアドレス、居住都道府県、プロフィール・利用情報などに閲覧の可能性 |
| 湖池屋 | 湖池屋GOGO!ランド | 10月9日 | 最大1,800件。一部情報の漏えいを確認。メールアドレス、ニックネーム、自己紹介、ポイント、所属グループ、登録プロフィール項目など。 |
| 森永乳業 | マウントカフェ部 | 10月9日 | 291名。会員一覧情報が閲覧・取得された可能性。メールアドレス、表示名・ユーザー名、自己紹介、プロフィール項目など。発表時点では第三者への流出の事実は未確認。 |
| LINEヤフー | DS.INSIGHT内の「DS.LAB」 | 10月9日 | 1,750名。ユーザー情報が閲覧・取得された可能性。メールアドレス、氏名、ニックネーム、自己紹介、アイコン、プロフィール項目など。 |
| ユニファ | ルクミールーム | 10月9日 | 1,450名。会員情報が閲覧・取得された可能性。ユーザーID、表示名、メールアドレス。入力していた場合は法人名、園・施設名、施設電話番号なども対象。 |
| バンダイナムコエクスペリエンス | 湾岸ミッドナイト アーケードポータル | 10月9日 | 公式発表に人数の記載なし。会員情報が漏えいした可能性。メールアドレス、ニックネーム、自己紹介、プロフィール項目、所属グループなど。 |
表内の企業名から、それぞれの公式発表を開けます。各社の公表人数は、全体推計に追加される人数ではありません。また、Sansanの2つの人数も、そのまま足した合計を対象人数として扱いません。
企業名をタップすると運営者の公式発表を開けます。登録先が見つかったら、個別通知と公式案内で対象情報・必要な対応を確認してください。
最初に確認するのは「その企業の、どの会員サイトか」
LIXILの製品を使っている、スズキ車に乗っている、ZENBを通販で買っている。それだけでは今回の対象か分かりません。対象として案内されているのは、各社がCommuneを使って運営する特定のコミュニティです。
「ルクミールーム」とルクミー各製品本体は別のサービス
ユニファの発表対象は、保育者向け情報WEBサイト「ルクミールーム」です。同社は、ルクミー各製品本体とはシステムおよびデータの基盤が異なる独立したサービスと説明しています。ルクミー各製品本体のシステムや、そこに保存されている保護者情報、子どもの写真・保育記録が影響を受けたものではありません。出典:ユニファの公式発表
LINEヤフーも、本件に関連する自社システムへの不正アクセスは確認されていないと説明しています。企業名が挙がっているだけで、その企業の全サービスが対象になったとは判断できません。出典:LINEヤフーの公式発表
【10月12日追記】ヤマハPAS Lifeで約1,600人の個人情報漏えいの可能性
ヤマハ発動機は10月12日、コミュニティーサイト「YAMAHA PAS Life」の登録者約1,600人分の会員情報が閲覧・取得された可能性を公表しました。PAS Lifeに登録している方は、ヤマハ発動機からの個別連絡と公式のお知らせを確認してください。同社は対象のお客様へ速やかに個別連絡する方針です。
- 対象の情報:氏名、生年月日、性別、住所、メールアドレス、会員ID、ニックネーム、自己紹介、所属グループ
- 含まれない情報:クレジットカード情報・決済情報
- 公表時点の状況:情報の不正利用、インターネット上での公開・拡散は確認されていません。ヤマハ発動機のシステムへの不正アクセスも確認されていません。
10月9日にコミューンが公表した不正アクセスと同じ事案の続報です。PAS Lifeの情報への不正アクセスは10月6日19時18分頃~21時02分頃に発生し、ヤマハ発動機は10月7日に連絡を受けています。10月12日は、新たな攻撃の発生日ではなく、PAS Lifeへの影響と人数が公表された日です。
上の表にある「ヤマハ/YNE」と、今回の「ヤマハ発動機/YAMAHA PAS Life」は別の登録先です。PASの購入者全員を対象とする発表ではなく、PAS Lifeの会員情報についての案内です。また、約1,600人を既存の全体推計へそのまま加算することはしません。
ヤマハ発動機や関係者を装う不審なメールに注意してください。メール内のリンクや添付ファイルを開かず、公式サイトから案内を確認しましょう。不審な連絡を通じて個人情報やパスワードを入力しないことが大切です。
出典:ヤマハ発動機「外部委託先への不正アクセスによるお客様情報漏えいの可能性について」(2026年10月12日)
停止したサイトが、すべて漏えいしたわけではない
名古屋市の「なごや学生プラットフォーム」は、Communeの不正アクセスを受けて利用を停止していますが、登録者の個人情報には漏えい等の影響がないことを確認したと公表しています。利用者に必要な手続きもないとの案内です。
しずおか産業創造プラットフォームでも、Communeのメンテナンスに伴う停止案内があります。停止という情報だけで漏えいを判断せず、個人情報への影響について別の発表があるか確認してください。
全体の人数とパスワード不正変更の概要
2026年10月9日の報道では、企業のコミュニティサイトなどを支える「Commune」「Commune for Work」で、会員情報約30万7,000人分の漏えいが推計されています。まずは参加したコミュニティ名を確認し、運営者の案内を確かめてください。
ただし、パスワードそのものの漏えいと、仮パスワードへの不正変更は別の問題です。ログインできないことだけで、今回の144人に含まれるとは判断できません。
出典:ITmedia NEWS(10月9日)/ロケットボーイズによる発表内容の整理
パスワードが勝手に変わったのに「漏えい未確認」なのはなぜ?
一見矛盾して見えますが、確認されている出来事が異なります。パスワードの内容を第三者が知ることと、アカウントのパスワードを変更する操作が行われることは、同じ意味ではありません。
| 出来事 | 意味・確認のポイント |
|---|---|
| パスワードの漏えい | 第三者にパスワードの情報が渡ること。今回、パスワード自体の漏えいは確認されていないと報じられています |
| 仮パスワードへの不正変更 | 本人が操作していないのにパスワードが変更されること。今回144人について報告されています |
| 再開時のログアウト・再ログイン | 運営側の対応で再ログインを求められることもある。不正変更された証拠にはなりません |
ロケットボーイズの報道によると、不正変更された仮パスワードは失効済みで、対象者に再設定が案内されています。一方、攻撃者に仮パスワードが渡った形跡は確認されていないとしています。対象かどうかは個別通知と運営者への確認で判断してください。出典:ロケットボーイズ
利用者のパスワード以外の認証の仕組みが悪用された
ちとせグループは、攻撃者が全コミュニティ共通のログイン用署名鍵を入手し、管理者になりすましたと説明しています。署名鍵はログインの認証に関わるもので、会員一人ひとりが設定したパスワードとは別です。
この説明から、今回を「会員が弱いパスワードを使っていたから起きた」と捉えることはできません。ただし、144人への不正変更がどの操作手順で行われたかは、今回確認した情報では分かりません。
出典:ちとせグループの公式発表
「ログインできない」「ログアウトされた」だけでは144人とは分からない
カルビーは、サービス再開後に会員が一度ログアウトされた状態になり、再ログインが必要になると案内しています。ちとせアカデミーも再開時のログアウトを案内しています。出典:カルビー(PDF)/ちとせグループ
サイト停止、再ログイン、パスワードの不正変更は分けて確認しましょう。正しいパスワードで入れない場合でも、連続して再設定メールを送る前に、公式の稼働状況と自分宛ての案内を確認してください。
通販・本体サービスの登録情報も漏れた?各社の説明を比較

| 企業 | 今回対象のコミュニティ | 他サービスなどについての公式説明 |
|---|---|---|
| LIXIL | すまいひろば/猫壁ひろば | リクシルオーナーズクラブ等、その他のシステムへの不正アクセスは未確認 |
| VALX | VALX “FUN”コミュニティ | メンバーズストアの氏名・住所・カード等の決済情報は今回の対象外 |
| ZENB JAPAN | ZENB GARDEN | 公式通販サイトの氏名・住所・電話番号・決済情報などの漏えいはないと説明 |
| Sansan | Sansan User Forum | Sansan、Bill One、Contract One、Eightのシステムと預かる情報への影響はないと説明 |
| スズキ | スズキヴィレッジ | スズキのシステムへの直接的侵入やランサムウェア被害は現時点で未確認 |
| ヤマハ | YNE | ヤマハのシステムへの不正アクセスは未確認 |
出典:LIXIL/VALX/ZENB JAPAN/Sansan/スズキ/ヤマハ
同じメールアドレスで複数のサービスに登録していても、保存されている情報やシステムは同じとは限りません。また、「不正アクセスは未確認」と「漏えいなし」は各社が使い分けている表現です。
約30.7万人の数字を読むときの注意点
ITmedia NEWSによると、メールアドレスを含む情報は約12.6万人分、含まない表示名・自己紹介等は約18.1万人分です。前者には、コミューン従業員やデモアカウント約4.2万人分も含まれます。約30.7万人全員のメールアドレスが漏れた、という意味ではありません。
出典:ITmedia NEWS
対象項目はコミュニティごとに異なります。たとえば、ちとせアカデミーでは診断結果も項目に含まれ、nest Portalでは住所等も挙げられています。各サイトにどの情報を登録していたかを確認する必要があります。
身に覚えのないパスワード変更があったときの確認手順
以下は利用者向けの確認手順です。サービスごとに復旧方法や案内が異なるため、運営者から個別の指示がある場合は、その内容を確認してください。
- いつもの入口から公式案内を開く。普段のブックマークやアプリを使います。停止中なら運営企業の公式サイトへ移り、対象のコミュニティ名を探します。
- 登録先と通知を照合する。受信箱でコミュニティ名を検索し、登録していたかを確認します。「不正変更の対象」「再設定が必要」など、自分に必要な対応が示されているか確かめます。
- 公式画面から再設定する。再設定が案内されている場合は、正規の入口から進みます。心当たりのないメールのリンクからパスワードを入力しないでください。
- 勝手な変更や不審な表示が続くなら問い合わせる。コミュニティ名、発生日時、表示された内容を伝えます。現在のパスワードや再設定用URLを、問い合わせ文に添付する必要はありません。
ほかのサービスのパスワードも変えるべき?
スズキは、同一または類似するパスワードを他サービスでも使っている場合、念のため変更を検討するよう案内しています。登録先ごとの指示を確認し、使い回しているものがあれば見直してください。出典:スズキの公式発表
不審なページに自分でパスワードを入力してしまった場合は、今回の漏えい範囲とは別に対応が必要です。そのサービスの正規画面から変更し、同じパスワードを使う登録先も変更しましょう。
登録している会員サイトがCommuneか分からないとき
ブランド名で登録したサイトでは、「Commune」という名前に心当たりがないこともあります。まず運営企業のお知らせを見て、コミュニティ名が今回の対象に挙がっているか確認してください。
利用規約やプライバシーポリシーに提供会社が書かれていれば手がかりになります。記載が見つからない場合も、利用していないとは断定できません。サイトのURLやアプリ名だけで判断せず、公式窓口で次のように聞くと確認しやすくなります。
「私が登録している○○はCommuneを利用していますか。今回の不正アクセスで私の登録情報は対象になっていますか。再設定など必要な対応はありますか」
趣味や所属を知っているメールでも、リンクは慎重に
漏えいした可能性がある情報はメールアドレスだけではありません。コミュニティ名、所有車、自己紹介、所属グループなどが対象なら、それを使ってもっともらしい連絡を作られるおそれがあります。
たとえば、参加しているコミュニティ名と愛車を挙げて「再開のための本人確認です」と届くメールは、信用したくなるかもしれません。これは想定例であり、今回実際に確認された詐欺の報告ではありません。
カルビーやスズキなどは、便乗したフィッシングへの注意を案内しています。パスワードやカード情報を聞く連絡、不審なリンクがある連絡は、本文の情報が自分に合っていても公式窓口で確認してください。出典:カルビー/スズキ
よくある疑問
通販を利用したことがあるだけでも対象ですか?
それだけでは分かりません。今回の対象コミュニティへの登録と、通販や製品登録は分けて確認してください。VALXやZENBは、通販側の情報との違いを公式発表で説明しています。
再開したサイトなら情報漏えいはなかったのですか?
再開は、過去に情報が取得されたかどうかとは別です。再開後も、個別通知と運営者の発表で対象情報を確認してください。
今回の件でカード再発行は必要ですか?
この事案だけを理由に、全会員がカードを再発行する必要があるとは判断できません。決済情報を保有していないコミュニティもあります。各社の対象情報を確認し、不審なページにカード情報を入力した場合や身に覚えのない利用がある場合は、カード会社へ連絡してください。
退会すれば漏えいした情報も消えますか?
退会しても、すでに第三者へ渡った情報を取り戻せるわけではありません。今後の利用をやめたい場合は公式窓口で退会方法を確認し、便乗した連絡への警戒は続けてください。
まず、企業名ではなく参加したコミュニティ名を確認する。そのうえで、対象情報と自分に必要な対応を確かめると、通販のアカウントや他サービスと混同せずに対応できます。


