大阪市の行政オンラインシステムでメールが届かないのは、利用している外部メール配信サービスの停止が原因です。大阪市は11月3日13時、10月31日17時40分ごろからメールを送信できず、新規の利用者登録、メールアドレス変更、パスワード再設定ができないと発表しました。
メール送信以外のシステムは利用できます。すでにログインできる方は、メールだけで申請結果を判断せず、システム内で申請状況を確認してください。ログインできない場合や期限が近い場合は、申請する手続きの担当部署へ、確認方法や代替手段を相談するのが現実的です。
復旧見込みは未定です。また、利用者のメールアドレスや氏名等が漏えいした可能性について調査が続いています。大阪市のシステムやTKCのデータセンターへの不正アクセスは、公表時点では確認されていません。
できないこと・できることを先に確認
| 操作 | 公式発表での状況 |
|---|---|
| 新規利用者登録 | 利用できない |
| メールアドレス変更 | 利用できない |
| パスワード再設定 | 利用できない |
| メール送信機能以外 | 利用可能 |
| 復旧見込み日時 | 未定 |
「システム全体が使えない」という発表ではありません。一方、利用者登録や再設定にはメールが必要なため、画面自体を開けても手続きを先へ進められない場合があります。
登録済みの方と、これから初めて登録する方では取れる対応が異なります。迷惑メールフォルダーを確認するだけで解決しない状況なので、同じ登録や再設定を繰り返す前に、次の分岐で確認してください。

ログインできる場合:申請状況を画面で確認する
大阪市の公式発表にある「大阪市行政オンラインシステム」のリンク、または以前から使っているブックマークから開きます。ログイン後、申請履歴や申請内容を確認できる画面を開き、送信した手続きが記録されているかを確かめてください。画面の項目名は、実際の表示に従ってください。
手元では、手続き名、申請した日時、画面に表示された受付番号や状況を控えます。申請内容に個人情報が含まれる場合は、画面の画像をSNSや公開のコメント欄へ投稿しないでください。
完了メールがないことだけでは、申請が受け付けられていないとはいえません。履歴に記録があれば内容を確認し、状態が分からなければ担当部署へ照会します。確認せずに同じ申請を重ねると、重複分の整理が必要になる場合があります。
新規登録・パスワード再設定が必要な場合
新たに利用者登録をしたい方や、パスワードが分からず再設定メールを待っている方は、メール送信の復旧が必要です。ブラウザーを変える、スマートフォンを再起動する、メールの受信設定を緩めるといった操作では、停止している配信機能は復旧しません。
ただし、今後メール送信が再開した後にも届かなければ、迷惑メールフォルダー、登録アドレスの入力間違い、受信設定などを確認する余地はあります。いまは、まず公式のお知らせに復旧の案内が出ているかを確認しましょう。
登録アドレスを別のものへ変えたい場合も、メールアドレス変更が停止対象です。障害を避けるために複数のアカウントを作る前に、担当部署へ必要な手続きについて相談してください。
締切が近いとき、何を問い合わせればよい?
手続きの締切延長や、窓口・郵送での受付の可否は、今回の発表では案内されていません。すべての申請で代替方法が認められるとは限らないため、手続きごとの担当部署へ確認が必要です。
| 伝えること | 例 |
|---|---|
| 手続き名と締切 | どの申請を、いつまでに行いたいか |
| 止まっている操作 | 新規登録、再設定、送信後の状況確認など |
| 手元の記録 | 申請日時、受付番号、画面の表示内容 |
| 確認したいこと | 受付の有無、代替手段、締切の扱い |
問い合わせ先は、メールに書かれた番号だけで判断せず、大阪市の公式サイトにある該当手続きのページから確認します。パスワードや認証コードを伝える必要はありません。窓口への連絡日時と回答も控えておくと、次の確認がスムーズです。
なぜ大阪市の申請サービスに影響した?
大阪市の行政オンラインシステムはTKCが提供しており、メール配信にはアララの外部サービスを利用しています。その配信サービスへの不正アクセスを受け、被害拡大を防ぐ緊急メンテナンスが実施されました。
申請の画面と、登録・通知メールを送る仕組みは別の役割を持っています。メールの仕組みが止まると、システムのほかの機能が動いていても、登録や再設定など「メールを経由する操作」が使えなくなることがあります。
アララ全体の事故と自治体・企業への影響は、アララ メッセージの情報漏えい・配信停止の記事に整理しています。
氏名・メールアドレスの漏えいは確定?
大阪市は、利用者のメールアドレスや氏名等が漏えいした可能性があると説明しています。漏えいの有無や対象件数は確認中です。TKC全体の件数を、そのまま大阪市の利用者数として使うことはできません。
登録先を知っている相手から連絡が来ても、正規の通知とは限りません。「申請を復旧するため」「本人確認のため」などと急がせるメールを受け取ったら、届いたリンクから入力せず、公式サイトを開き直してください。
大阪市は、不正利用された外部サービスからカード会社を装うメールが送信されたことも注意喚起しています。こうしたメールの受信だけで、大阪市に登録した自分の情報が流出したと確定するわけではありません。
よくある質問
すでに送った申請は、もう一度出すべきですか?
まずシステム内の申請状況を確認し、分からなければ担当部署へ問い合わせてください。メールが来ないという理由だけで、直ちに再申請する必要があるとは判断できません。
障害中の締切は自動で延長されますか?
確認した公式発表には、一律の期限延長の記載はありません。該当する手続きの担当部署へ確認してください。
復旧日は決まっていますか?
11月3日13時の発表では未定です。利用者に対応が必要となった場合は、システムのお知らせや大阪市のホームページで案内するとしています。
出典・確認日
大阪市:行政オンラインシステムにおいて利用するメール配信サービスでの情報漏えいの可能性(第1報、11月3日13時)
TKC:メール配信委託先への不正アクセス(第2報、11月2日)
確認日:2026年11月3日(日本時間)。停止・復旧状況や調査結果は、リンク先の最新のお知らせもご確認ください。


