アバハウスを名乗る返金メールが届き、買った商品名や金額まで合っている。そんな場合も、メールのリンクから手続きを進める前に、公式サイトで注文状況を確認してください。
アバハウスインターナショナルは、不正アクセスと、同社を装う不審な返金・欠品メールを公表しています。注文内容の一致だけでは、正規の案内か判断できません。
この記事では、怪しいメールを受け取ったときの確認方法と、すでに操作した場合の対応を整理します。確認日:2026年10月3日。
返金メールが届いたら、最初にすること

- メール内のリンクを開かず、返信や案内先への連絡を止める。
- 普段使っているブックマークなどから、アバハウスの公式オンラインストアを開く。
- ログインできる場合は、マイページの注文履歴で状況を確認する。判断できなければ公式窓口へ問い合わせる。
「返金を受け取れる」と書かれていると、つい急いでしまいます。まずはメールを閉じ、別の経路で確認するところから始めましょう。
注文内容が正しくても、本物とは限らない
今回の調査は、9月28日に利用者から寄せられた、不審な返金案内に関する問い合わせがきっかけでした。メールには実際の注文と合う情報が含まれていたと説明されています。
一般的には「購入した覚えのない商品」を見て偽物に気づくことがあります。しかし、実際の注文と合う情報がメールに含まれている場合は、その確認だけでは足りません。自分が買った商品だからといって、メール内の手続きまで信用しないことが大切です。
特に、LINEへ誘導する、短い期限で返金手続きを急がせる、無関係な送信元を使う、といった案内には注意してください。ただし、こうした特徴が見当たらないことも、本物の証明にはなりません。
情報漏えいは全顧客が対象?現在の公式説明
10月3日に確認した公式ページでは、取得された情報の範囲は完全には特定できていないとしています。購入履歴などをもとに、対象の可能性があると判断した利用者へ、10月2日に個別通知したという説明です。
全顧客の情報が実際に流出したと確定したわけではありません。対象人数や一人ひとりの流出状況も、この発表だけでは分かりません。通知がない場合も、それだけで対象外と決めつけず、疑問があれば公式窓口で確認してください。
対象になり得る情報には、氏名・連絡先などの会員情報に加え、商品や金額、届け先などの注文情報が含まれます。
退会済みでも、保存された取引記録が対象となった可能性があります。「もう会員ではないから関係ない」とは判断できません。
クレジットカードやパスワードはどうすればよい?
公式説明では、カード番号とセキュリティコードは決済代行会社が管理し、同社システムには保存しておらず、現時点で漏えいは確認されていません。
ただし、偽メールの誘導先に自分で入力してしまう危険は別にあります。返金のためと説明されても、メールのリンク先でカード情報を入力しないでください。
同社は、AMCのログインパスワードを予防的に変更し、カード明細を確認するよう案内しています。これはパスワードの漏えいが確認されたという意味ではありません。変更は公式サイトを自分で開いて行ってください。
リンクを開いた・入力した場合の対応
何をしたかを分けて、相談時に伝えると状況を説明しやすくなります。リンクを開いただけで、直ちにカード情報が盗まれたと判断することはできません。
- リンクを開いた:ページを閉じて追加の操作を止める。公式案内に沿い、カード会社・金融機関に状況を相談する。
- パスワードを入力した:正規サイトから変更する。同じパスワードを使うほかのサービスも変更する。
- カード情報を入力した:カード会社の公式アプリやカード裏面の番号から、停止・再発行など必要な対応を相談する。
- 送金した:利用した金融機関へ速やかに連絡し、送金先・日時・金額を伝える。
メールや送金記録は相談用に残してください。メール内にある「問い合わせ窓口」へ連絡すると、相手とのやり取りを続けてしまうおそれがあります。
同社の案内では、警察相談専用電話「#9110」や消費者ホットライン「188」も相談先として紹介されています。
公式の通知メールと、不審な返金メールは別
10月2日の個別通知は、漏えいの可能性を知らせるものです。返金を促す不審な案内と混同しないようにしましょう。一方で、件名や差出人の表示はまねできるため、それらだけで受信メールの真偽を断定することも避けてください。
不正アクセスの推定時期は9月27日深夜から28日にかけてです。10月3日に発生した事故という意味ではありません。
確認できないときは公式窓口へ
公式お問い合わせフォームは退会済みの人も確認先として利用できます。電話は0120-292-910、受付は平日10:00〜17:00(祝日除く)です。土日祝日の問い合わせは翌営業日以降の返信と案内されています。
問い合わせる際は「返金メールを受け取った」「注文履歴で確認できない」など、困っている点を具体的に伝えると確認が進みやすくなります。カード番号やパスワードを問い合わせ文に書く必要はありません。
注文内容が合っていても、そのメールの案内に従う前に公式で確かめる。今はこの一手間を優先してください。

