Gyazoに仕事の画面や写真を保存していた方は、まず、運営会社からの通知とパスワードの変更状況を確認してください。Helpfeelは10月21日、不正アクセスの最終調査結果を公表しました。
報告には大きな件数が並びますが、利用者情報の件数、画像の管理情報の件数、画像本体の取得件数は別です。ここを分けると、自分が何を確認すべきか見えてきます。
Gyazoの最終報告:数字は何を表している?
| 区分 | 件数・確認状況 |
|---|---|
| 利用者に関する情報 | 約2,362万アカウント。人数ではない |
| 画像のメタデータ | 約4.9億件。画像本体の流出件数ではない |
| 削除済み画像のメタデータ | 約1.74億件 |
| 閲覧・取得が判明した画像本体 | 133人が所有する432件。対象者に個別連絡済み |
このほか、条件を絞って取得された画像のメタデータ約240万件も公表されています。種類の異なる数字を足して「被害人数」や「流出した画像枚数」にすることはできません。
出典:Helpfeel・Gyazoに関する第三報(10月21日)。2026年10月23日確認。
メタデータとは?画像そのものと、画像に関する情報の違い

画像本体が「写真やスクリーンショットそのもの」なら、メタデータは画像について管理するための情報です。たとえば図書館で、本そのものと、その本を探すための目録を分けて考えるとイメージしやすいでしょう。
ただし、管理情報だから無害とは限りません。今回の報告では、メタデータに含まれる画像URLを使い、一部の画像が閲覧された可能性を完全には否定できないと説明されています。
削除した画像も、見られたの?
削除済み画像のファイル本体が取得されたことを示す記録は確認されていません。一方、削除済み画像のメタデータは対象です。「削除した画像がすべて流出した」とも、「削除済みなら今回と無関係」とも言えません。
今から画像を整理することと、過去にどの情報が取得されたか確認することは、別の作業です。通知を受けた場合は、対象となった情報の種類を確認してから対応を選びましょう。
利用者が先に確認したい3つのこと
- 事件後に変更していなければ、Gyazoのパスワードを変更する。同一・類似のパスワードを使う他サービスも見直す。
- 仕事の画面を保存していた場合は、個人で判断せず、社内の情報管理窓口へ相談する。通知や該当画像の情報を整理して伝える。
- 過去画像の配信を再開する前に、氏名・メール・顧客情報・認証情報など、公開に適さない内容が写っていないか確認する。
Gyazoでは、不正アクセス以前の画像は本人の確認を経て配信を再開する方式が続いています。Gyazo Teamsにはチーム内の閲覧に関する扱いがあるため、業務利用では所属チームの設定・案内も確認してください。
通知メールのリンクから操作して大丈夫?
削除済み画像のメタデータに関する案内について、Helpfeelはメール内のURLへのアクセスやリンク先での操作を求めないとしています。メールが届いたら、普段使うブックマークなどから公式サイトへ入り、通知と照合してください。
漏えい通知を受けたときの対応は、個人情報漏えいの通知が来たときの確認事項でも整理しています。自分の情報がどの区分に当たるのか分からない場合は、通知内容を添えて公式窓口へ確認しましょう。


