SKYSEA Client Viewを導入している環境で、Microsoft Edge 149を使用してファイルをダウンロードすると、ダウンロード状態が「一時停止中」と表示される事象が確認されています。
※筆者の管理する環境で原因切り分けをしていった結果、SKYSEAが原因と思われると推測しているものであり、原因を断定するものではありません。

本記事では、SKYSEA Client View導入環境でEdge 149を利用している場合に確認されている事象と、一時的な回避策をまとめます。
※この記事は、2026年6月8日時点で確認できている情報をもとに作成しています。今後、SKYSEA Client View側の動作検証や対応状況により内容が変わる可能性があります。
確認されている事象
SKYSEA Client View導入環境において、Microsoft Edge 149でファイルをダウンロードすると、ダウンロードの状態が「一時停止中」と表示される問題が確認されています。
通常であれば、ファイルのダウンロード後に、
- 開く
- 保存
- ダウンロード完了
- フォルダーを開く
といった操作に進めます。
しかし、この事象が発生すると、Edgeのダウンロード表示上で「一時停止中」と表示されたままになり、利用者から見るとダウンロードが止まっているように見えます。
業務システムからPDFやCSV、Excelファイルなどを出力している場合は、
「帳票がダウンロードできない」
「CSV出力が止まった」
「Edgeで保存できない」
「ダウンロードが一時停止中のまま進まない」
といった問い合わせにつながる可能性があります。
実際、私の職場でも複数名から問い合わせがあり、
キャッシュ削除などを行いましたが解決しませんでした。
そこで、SKYSEAの保守サイトを見てみると2026年6月8日付で
今回の不具合情報が掲載されていました。
対象となる環境
現時点が現象が確認できているのは、次のような環境です。
- SKYSEA Client Viewを導入している
- Microsoft Edge 149を利用している
- Edgeでファイルのダウンロードを行う
- ダウンロード状態が「一時停止中」と表示される
SKYSEA Client Viewの保守契約ユーザー向け情報では、2026年6月4日にMicrosoft Edge 149がリリースされていること、また現時点でSKYSEA Client Viewでの動作検証は完了していないことが案内されています。
そのため、SKYSEA Client Viewを導入している法人PCでは、Edge 149への更新後に同様の現象が発生していないか確認しておくとよいでしょう。
Google Chrome 149では同様の事象は確認されていない
私の管理する環境でもEdgeで現象が出る端末でもChromeだと出ないことを確認しています。
同じChromium系ブラウザであるGoogle Chrome 149についても、SKYSEA Client View側で動作検証中とされています。
ただし、現時点では、Microsoft Edge 149と同様の「一時停止中」表示の事象は確認されていないと案内されています。
そのため、Edgeで業務上必要なファイルをダウンロードできない場合は、社内ルール上問題がなければ、Google Chromeのブラウザを利用するで一時的に回避できる可能性があります。
ただし、会社や組織によっては、利用できるブラウザが制限されている場合があります。
Chromeでの回避を行う場合も、必ず社内の運用ルールや情報システム部門の指示に従ってください。
一時回避策:ダウンロード表示を開き直す
この事象については、一時回避策も案内されています。
ポイントは、「一時停止中」と表示されても、ダウンロード表示を開き直すと操作できる場合があるという点です。
操作手順
- Microsoft Edgeでファイルをダウンロードする
- ダウンロード状態が「一時停止中」と表示される
- 一度、Webページ内をクリックする
- ダウンロード状況の表示が消える
- URL横にあるダウンロードボタンをクリックする
- ダウンロード状況を開き直す
- 表示が変化し、「開く」や「保存」の操作ができるか確認する
この方法により、ダウンロードが完全に止まっているように見える場合でも、「開く」や「保存」の操作に進めることがあります。
操作イメージ
実際の操作としては、次のような流れになります。
まず、Edgeでファイルをダウンロードした際に、右上のダウンロード表示が「一時停止中」となります。
この時点では、利用者から見るとダウンロードが止まっているように見えます。
そこで、いったんWebページ内の何もない場所をクリックして、ダウンロード表示を閉じます。
その後、Edgeのアドレスバー付近にあるダウンロードボタンを再度クリックします。
すると、ダウンロード表示の内容が更新され、「開く」や「保存」を選択できる場合があります。
管理者側で確認したいこと
法人や団体でSKYSEA Client Viewを導入している場合、利用者から問い合わせがあった際は、次の点を確認すると切り分けしやすくなります。
| 確認項目 | 確認内容 |
|---|---|
| SKYSEA Client View導入有無 | 対象端末がSKYSEA管理下か |
| Edgeのバージョン | Microsoft Edge 149かどうか |
| 発生する操作 | ファイルダウンロード時か |
| 表示内容 | 「一時停止中」と表示されるか |
| 回避策の可否 | ダウンロード表示の開き直しで「開く」「保存」が出るか |
| Chromeでの発生有無 | Chrome 149では同様の事象が出るか |
| 発生範囲 | 全端末か、一部端末か |
| 業務影響 | 帳票、PDF、CSV、Excel出力などに影響があるか |
特に重要なのは、Edgeのバージョン確認です。
Edgeのバージョンは、アドレスバーに次を入力すると確認できます。
edge://settings/help
Microsoft Edgeのバージョンが149系になっている場合、今回確認されている事象に該当する可能性があります。
利用者へ案内する場合の文例
社内利用者へ案内する場合は、次のような文章にすると分かりやすいです。
現在、SKYSEA Client Viewを導入している端末において、Microsoft Edge 149でファイルをダウンロードした際、状態が「一時停止中」と表示される事象が確認されています。
「一時停止中」と表示された場合は、一度Webページ内をクリックしてダウンロード表示を閉じた後、EdgeのURL横にあるダウンロードボタンを再度クリックしてください。
表示が更新され、「開く」または「保存」の操作ができる場合があります。
改善しない場合は、Edgeのバージョン、対象サイト、ダウンロードしようとしたファイルの種類を添えて、情報システム担当までご連絡ください。
Edgeの自動更新について
Microsoft EdgeやGoogle Chromeは、自動更新により新しいバージョンへ更新されることがあります。
今回のように、ブラウザのメジャーバージョンアップ後に、端末管理ソフトやセキュリティソフトとの組み合わせで一時的な不具合が確認されることがあります。
そのため、法人環境では、ブラウザの自動更新をどのように扱うかも重要です。
ただし、自動更新を止めると、セキュリティ更新の適用が遅れるリスクもあります。
更新停止やバージョン固定を行う場合は、業務影響とセキュリティリスクの両方を考慮し、組織の方針として判断する必要があります。
今後の対応
SKYSEA Client Viewでは、Google Chrome 149およびMicrosoft Edge 149について、正式対応に向けて動作検証中とされています。
また、確認済みの事象への対応と動作検証の完了まで時間が必要であり、対応状況は改めて案内される予定です。
そのため、SKYSEA Client Viewを利用している環境では、保守契約ユーザー向けサイトや販売代理店、保守窓口からの続報を確認するのが確実です。
まとめ
SKYSEA Client View導入環境で、Microsoft Edge 149を使用してファイルをダウンロードすると、ダウンロード状態が「一時停止中」と表示される事象が確認されています。
現時点で案内されている一時回避策は、次の操作です。
- 「一時停止中」と表示されたら、Webページ内を一度クリックする
- ダウンロード状況の表示を消す
- URL横のダウンロードボタンをクリックする
- ダウンロード状況を開き直す
- 「開く」や「保存」が表示されるか確認する
Google Chrome 149については動作検証中ですが、現時点ではMicrosoft Edge 149と同様の事象は確認されていないとされています。
法人PCで同様の問い合わせが増えている場合は、Edge 149への更新状況、SKYSEA Client Viewの導入状況、対象ファイル、発生範囲を確認したうえで、利用者へ一時回避策を案内するとよいでしょう。
今後、SKYSEA Client View側の検証完了や対応情報が更新される可能性があるため、保守契約ユーザー向けサイトの続報を確認することをおすすめします。









