ChatGPTの「マイGPT」を開くと、「12月11日までにGPTをプラグインに移行してください」という案内が表示されていました。普段使っているGPTがあると、「ボタンを押すだけでよいのか」「登録した指示や資料はどうなるのか」が気になります。
結論として、この案内が表示されたGPTを引き続き使いたい作成者は、画面に示された期限までに移行へ対応する必要があります。まず設定を控え、対象GPTの「プラグインに移行」から進み、移行後に普段の使い方で動作を確認しましょう。
ただし、確認できた案内には年の記載がなく、全ユーザー共通の対象範囲や、各設定が自動で引き継がれるかまでは分かりません。この記事では、筆者の画面で確認できた移行案内と、OpenAIの公式資料で確認できるプラグインの仕組みを分けて整理します。
情報確認時点:2026年9月。移行対象と期限は、ご自身のアカウントに表示される最新の案内も確認してください。
マイGPTに表示された移行案内の内容
確認したのは、ChatGPTの「マイGPT」一覧画面(chatgpt.com/gpts/mine)です。上部には、次の案内が表示されています。
12月11日までに GPT をプラグインに移行してください
移行されていない GPT は、12月11日以降利用できなくなります。ユーザーが引き続きプラグインとして利用できるよう、ご自身の GPT を移行してください。
また、各GPTの右側には「プラグインに移行」ボタンがありました。「自分だけ」と表示されたGPTにもボタンがあるため、今回確認した画面では、公開していないGPTも移行案内の対象に含まれています。
| 画面から確認できること | 読み取れる内容 |
|---|---|
| 期限の表示 | 「12月11日まで」。画面内に年・時刻・タイムゾーンの記載はない |
| 移行しない場合 | 未移行のGPTは「12月11日以降利用できなくなる」と案内されている |
| 操作する入口 | 各GPTに「プラグインに移行」ボタンがある |
| 非公開GPT | 「自分だけ」のGPTにも移行ボタンが表示されている |
この案内だけでは、「期限を過ぎたらGPTの設定や過去の会話が削除される」とは判断できません。利用停止とデータ削除は別の話です。また、自動で移行されるとは書かれていないため、そのまま待っていればよいとは考えない方がよいでしょう。
本記事で操作を確認できているのは、移行ボタンが表示されているところまでです。ボタンを押した後の確認画面や、移行完了までのクリック手順は未検証です。
プラグインになると何が変わる?
指示や作業手順を「スキル」として再利用する仕組み
OpenAIの公式資料では、スキルは特定の作業に使う指示や参考資料をまとめたもの、プラグインはスキルや外部サービスとの接続機能を含められる、インストール可能なまとまりと説明されています。
たとえば、議事録を「決定事項・担当者・期限」の順に整理するルールは、繰り返し使うスキルの例になります。プラグインは、そうした手順を追加して使うための仕組みです。外部サービスとの連携が必須というわけではありません。
出典:OpenAI「Skills & Plugins」、「Build plugins」
使う入口は、プラグインの選択や呼び出しへ
一般的なプラグインの利用方法として、公式資料はプラグイン一覧からインストールし、新しいチャットで利用する流れを案内しています。ChatGPTでは「@」から特定のプラグインを選択できます。Web・デスクトップ・モバイルのChatとWorkに対応しますが、「Desktop only」と表示されるものはデスクトップアプリが必要です。
これはプラグイン全体の説明です。今回の移行で作成されるプラグインが自動でインストールされるか、どの画面に表示されるかは、移行時の案内で確認してください。
| 確認する項目 | 今回の移行案内で分かること | 移行後に確かめること |
|---|---|---|
| 利用する形 | GPTをプラグインへ移行する案内がある | 作成されたプラグインの場所と呼び出し方 |
| 指示・回答形式 | 引き継ぎの詳細は確認できていない | 重要なルールが残り、回答に反映されるか |
| 知識ファイル | 引き継ぎの詳細は確認できていない | 必要な資料を参照できるか |
| Actions・外部連携 | 自動変換の可否は確認できていない | 接続先・認証・必要な操作が使えるか |
| 公開範囲・共有URL | 引き継ぎの詳細は確認できていない | 誰が利用できるか、案内すべきURLは何か |
| 過去の会話 | 削除や継続方法の説明は画面にない | 既存の会話をどう扱えるか |
「名前だけが変わり、使い勝手はすべて同じ」とは、現時点では言い切れません。引き継がれた設定を見るだけでなく、実際の依頼でも確かめておくと安心です。
作成者が行う移行前後の対応
以下は、移行に備えて筆者が勧める確認手順です。OpenAIが公開した移行ウィザードの操作マニュアルではありません。

1.よく使うGPTと共有しているGPTを洗い出す
まずマイGPTの一覧を開き、継続して使うものを確認します。毎日の作業で使うGPTや、他の人に共有しているGPTから進めると、対応漏れを減らせます。
複数ある場合は、「GPT名・用途・共有先・移行状況・確認結果」をメモしておきましょう。名前が似ているGPTは、指示や用途も照らし合わせて区別します。
2.編集画面で指示や設定を控える
移行前に編集画面を開き、残しておきたい情報を手元に控えます。専用の一括エクスポート機能があるとは確認できていないため、取得できる範囲での記録になります。
- 名前・説明・指示の全文
- 会話のきっかけとして登録した例文
- 知識ファイルの名前と、手元にある元ファイル
- 有効にしている機能、モデル指定がある場合はその内容
- 外部連携の接続先・設定内容・認証方式
- 公開範囲と、共有に使っているURL
ファイル名だけでは、資料の内容を復元できません。知識ファイルを使っている場合は、元のPDFや文書も確保しておきます。認証情報を控える必要がある場合は、APIキーなどを通常の共有メモに貼り付けず、適切に管理してください。
3.「プラグインに移行」から画面の案内に沿って進める
対象GPTの「プラグインに移行」を選択し、その後に表示される説明を読みながら進めます。特に、引き継ぎ対象、移行できない機能、公開範囲、追加設定の案内がないかを確認してください。
「押せば必ず1回で完了する」「元のGPTがそのまま残る」といった仕様は確認できていません。予想と異なる説明が出たときは、重要な設定の控えがあることを確認してから判断しましょう。
4.移行後のプラグインを選び、同じ依頼で比べる
プラグインが作成されたら、利用できる状態かを確認し、新しいチャットで明示的に選んで試します。名前が一覧にあることだけで、必要な設定まで使えているとは判断しないようにします。
比較には、移行前に使ったことがある短い依頼が便利です。議事録整理用なら、架空の会議メモを使い、次の3点を確かめます。
- 決定事項・担当者・期限など、決めていた出力項目がそろうか
- 書かれていない担当者や期限を勝手に補っていないか
- 指定した資料に基づく回答が必要なら、その資料を参照できるか
文章が一字一句同じになる必要はありません。仕事で必要なルールと結果が保たれているかを見ます。外部連携を使うGPTは、最初に検索や読み取りなど、結果を確かめやすい操作から試すと切り分けしやすくなります。
5.共有している相手にも利用方法を案内する
誰かに使ってもらっていたGPTは、自分の画面で動くだけでは対応完了になりません。移行後の公開範囲を確認し、相手のアカウントでも開けるかを確かめましょう。
既存URLが転送されるか、利用者側にインストール操作が必要かは未確認です。移行後の画面に表示された共有方法を使い、必要に応じて案内文やブックマークを更新してください。
他の人が作ったGPTを利用している場合
自分が作成者ではないGPTは、まず提供者から移行に関する案内が出ていないかを確認しましょう。今回の画面は作成者に移行を促すものなので、利用者が同じ操作で他人のGPTを移行できるとは判断できません。
仕事で欠かせないGPTなら、「プラグインへ移行する予定があるか」「今後はどこから利用するか」を早めに確認しておくと、期限直前に困りにくくなります。自分で作成した成果物も、必要なものは手元に残しておきましょう。
移行ボタンがない・移行後にうまく動かないとき
| 状況 | 先に確認すること |
|---|---|
| 移行ボタンが見当たらない | 作成に使ったアカウント・ワークスペースで、マイGPT一覧を開いているか |
| 移行後のプラグインが見当たらない | 移行完了の表示、作成したプラグインの一覧、インストールや有効化の案内 |
| 指示が反映されない | 対象プラグインを明示的に選び、控えた重要ルールと結果を照合 |
| 資料に基づいて答えない | 元資料の有無、参照できる状態か、根拠となる箇所を示せるか |
| 外部サービスに接続できない | 接続設定、再認証の案内、利用権限 |
| 共有相手が使えない | 公開範囲、相手のアカウント、組織の利用制限 |
ボタンが表示されない理由や、提供時期の違いは分かりません。表示がないことだけで「移行不要」とは判断せず、自分のアカウントの案内を確認してください。解決しない場合は、エラーの文面と発生した操作を控えて、サポートや組織の管理者へ相談します。
よくある疑問
何もしないと12月11日にすべて消えますか?
確認した表示は、未移行のGPTが12月11日以降「利用できなくなる」というものです。設定や会話の削除までは確認できません。また、画面には年・停止時刻が書かれていません。期限当日の対応にせず、余裕を持って進めましょう。
移行すると料金やクレジット消費は変わりますか?
今回の移行そのものによる料金変更や、移行前後で同じ依頼をした場合の消費量の違いは確認できていません。「無料になる」「必ず高くなる」とは言えません。利用画面の料金・使用量の案内を確認してください。
プログラミングは必要ですか?
今回の画面には移行用ボタンがありますが、その先でどの程度の設定が必要かは未検証です。公式資料には指示だけを含むプラグインの構成もあり、すべてのプラグインで外部サーバー開発が必要というわけではありません。ただし、独自の外部連携がそのまま移せるかは別途確認が必要です。
昔のChatGPTプラグインの記事を参考にできますか?
名称が同じでも、今回の画面に対応する操作説明かを確かめる必要があります。現在のOpenAI公式資料と実際の移行画面を優先し、古い記事のメニュー名や設定手順をそのまま当てはめないようにしましょう。
まずはマイGPTの一覧と設定の控えから
自分の画面に移行案内が出ているなら、最初に行うことは「残したいGPTを確認する」「指示と元資料を確保する」の2つです。その後、画面の案内に沿って移行し、いつもの依頼で動作を確かめてください。
共有しているGPTは、利用者が新しい入口から使えることまで確認しておくと、切り替え後の混乱を減らせます。
参考資料・確認範囲
- 筆者のChatGPT「マイGPT」画面:移行期限の表示、未移行時の利用停止案内、各GPTの移行ボタンを確認。非公開GPT名などを含むため、画面全体は掲載していません。
- OpenAI:Skills & Plugins — スキルとプラグインの基本的な違い。
- OpenAI:Plugins — 対応画面、インストール、呼び出し方法。
- OpenAI:Build plugins — スキルのみを含むプラグインの構成。
移行期限の年、対象アカウントの範囲、自動引き継ぎの詳細、既存URLや過去の会話の扱いを説明する公開公式資料は、今回の調査では確認できませんでした。本文の準備・テスト手順は、これらを確かめながら対応するための提案です。

