2026年6月のWindows Updateを適用したあと、Windows 11のスタートメニューが急に変わりました。
私の環境では、スタートメニューに次のような表示が出るようになりました。

- ピン留め済み
- おすすめ
- すべて
これまでのスタートメニューよりも表示項目が増え、特に 「おすすめ」 と 「すべて」 が常に見えるようになったことで、少しごちゃごちゃした印象になりました。
最初は「設定で非表示にできるのでは」と思い調べましたが、確認した結果、標準設定だけで完全に元の表示へ戻すのは難しいことが分かりました。
この記事では、2026年6月のWindows Update後にスタートメニューが変わった原因と、「おすすめ」「すべて」を消せるのかについて整理します。
2026年6月のWindows Updateは KB5094126
Windows 11 バージョン 24H2 / 25H2 向けに、2026年6月9日付で KB5094126 が公開されています。
Microsoft公式情報では、KB5094126はWindows 11 version 25H2 / 24H2向けの累積更新プログラムで、OSビルドは次のとおりです。
| 対象 | 更新後のOSビルド |
|---|---|
| Windows 11 version 25H2 | 26200.8655 |
| Windows 11 version 24H2 | 26100.8655 |
KB5094126には、セキュリティ修正や品質改善、サービススタック更新などが含まれています。今回の記事では詳しく扱いませんが、Windows Update全体としては通常の累積更新プログラムです。
スタートメニューの変更は、6月更新で突然追加されたものではない
ここが少し分かりにくいところです。
今回、私のPCでは2026年6月のWindows Update後にスタートメニューが変わりました。
ただし、Microsoftの情報を確認すると、新しいスタートメニュー自体は、2026年6月に初めて追加された機能ではありません。
Microsoftは2025年10月の更新プログラム KB5067036 で、スタートメニューの再設計について案内しています。そこでは、新しいスタートメニューについて、画面サイズに応じたレスポンシブレイアウト、より多くのピン留めアプリ、おすすめ、カテゴリ表示などが説明されています。
また、2026年1月の更新プログラム KB5074109 では、再設計されたスタートメニューが引き続き段階的に展開され、より多くのWindows端末に届くと説明されています。
つまり、今回の表示変更は、
2026年6月の更新をきっかけに、以前から段階的に展開されていた新しいスタートメニューが自分のPCにも反映された
と考えるのが自然です。
実際に変わったスタートメニューの内容
今回の変更後、スタートメニューには次のような構成が表示されるようになりました。
ピン留め済み
よく使うアプリを固定しておく場所です。
従来からある機能ですが、新しいスタートメニューでは表示領域や並び方が変わったように見えます。
おすすめ
最近追加したアプリ、最近開いたファイル、Windowsからのおすすめなどが表示される場所です。
私もそうですが、
この「おすすめ」が邪魔に感じる方は多いと思います。
すべて
インストール済みアプリを一覧表示する場所です。
以前は「すべてのアプリ」をクリックして別画面のように開く印象でしたが、新しいスタートメニューでは、メイン画面の中に 「すべて」 が組み込まれたような表示になっています。
スタートメニュー内でスクロール可能です。
「おすすめ」は消せるのか
結論から言うと、「おすすめ」に表示される中身はかなり減らせます。
設定場所は次のとおりです。
設定
→ 個人用設定
→ スタートここで、表示されている項目をオフにします。
代表的には次のような項目です。
- 最近追加したアプリを表示する
- スタートで推奨されるファイル、エクスプローラーで最近使用したファイル、ジャンプリスト内の項目を表示する
- ヒント、ショートカット、新しいアプリなどのおすすめを表示する
- よく使うアプリを表示する
Microsoftのスタートメニューのカスタマイズ案内でも、スタートメニューにはアプリのピン留めやレイアウト調整などのカスタマイズ項目が用意されていることが説明されています。
ただし、注意点があります。
「おすすめ」の中身を減らすことはできても、「おすすめ」という見出し自体は完全に消せませんでした。
「すべて」は消せるのか
次に、「すべて」についてです。
こちらは確認した限り、標準設定で完全に非表示にする方法はありません。
新しいスタートメニューでは、「すべて」がスタートメニューの基本構成に組み込まれているようです。
そのため、
「すべて」を以前のように隠したい
「ピン留め済み」だけのスタートメニューに戻したい
「おすすめ」と「すべて」を両方消したい
という操作は、通常の設定画面ではできません。
「ピン留めを増やす」が表示されない場合がある
最初は、スタートメニューのレイアウト設定で 「その他のピン留め」 や 「ピン留めを増やす」 を選べば改善できるのではないかと考えました。
しかし、実際の環境では、その項目が表示されませんでした。
以前のWindows 11では、スタートメニューのレイアウトとして「その他のピン留め」「既定」「その他のおすすめ」のような項目が表示される環境がありました。
しかし、新しいスタートメニューでは、この設定が見当たらない場合があります。
つまり、ネット上の記事でよく見る
設定
→ 個人用設定
→ スタート
→ その他のピン留めという対処法は、今回の新しいスタートメニューでは使えない可能性があります。
「表示:カテゴリ」は変更できる場合がある
今回の変更で一番気になるのが、アプリが自動分類される カテゴリ表示 です。
スタートメニュー内に 「表示:カテゴリ」 と表示されている場合、そこをクリックすると表示方法を変更できる場合があります。
選択肢としては、環境により次のような表示が考えられます。
- カテゴリ
- グリッド
- 一覧
カテゴリ表示が見づらい場合は、グリッド または 一覧 に変更すると少し見やすくなります。
「一覧」がスクロールしてアプリを探せるのでおすすめです。
レジストリを触れば消せるのか
ここも確認しました。
結論として、レジストリを変更しても「すべて」欄そのものを完全に消す確実な方法は確認できません。
Microsoftが公式に用意しているポリシーとしては、カテゴリ表示を非表示にする設定があります。
Microsoft Learnでは、Hide Category view in the Start menu というポリシーが説明されており、有効にするとカテゴリ表示を選択肢として表示せず、グリッド表示を既定にするとされています。
ただし、これはあくまで カテゴリ表示を消す設定 です。
「すべて」そのものを消す設定ではありません。
整理すると、次のようになります。(2026年6月11日現在 著者の調べた結果)
| やりたいこと | 可否 |
|---|---|
| おすすめの中身を減らす | 可能 |
| おすすめ欄そのものを完全に消す | できない |
| すべて欄を完全に消す | 基本的に不可 |
| カテゴリ表示を消す | ポリシーで可能 |
| 旧スタートメニューに戻す | 現実的には困難 |
レジストリや非公式ツールで無理に変更する方法も探せば出てくるかもしれませんが、Windows Update後に元に戻ったり、スタートメニューの動作が不安定になったりする可能性があります。
一般利用者にはおすすめしにくい方法です。
現実的な対処法
完全に元に戻す方法はありませんが、次の対応でかなり見やすくできます。
1. おすすめ関連の表示をオフにする
設定
→ 個人用設定
→ スタートここで、おすすめ関連の項目をオフにします。
これで、最近開いたファイルや最近追加したアプリなどが表示されにくくなります。
2. カテゴリ表示をグリッドまたは一覧に変える
スタートメニューの 「表示:カテゴリ」 をクリックし、選べる場合は グリッド または 一覧 に変更します。
カテゴリ分けが邪魔に感じる場合は、この変更だけでもかなり印象が変わります。
3. 不要なピン留めを外す
スタートメニューが広くなった分、不要なピン留めアプリが多いと余計に見づらくなります。
不要なアプリは右クリックして、スタートからピン留めを外す を選びます。
よく使うアプリだけに絞ると、かなりすっきりします。
今回の結論
2026年6月のWindows Update後、私の環境ではWindows 11のスタートメニューが新しい表示に変わりました。
ただし、調べた限りでは、このスタートメニュー変更は2026年6月に突然追加されたものではなく、以前から段階的に展開されていた新しいスタートメニューが、今回の更新をきっかけに反映された可能性が高いです。
そして、重要な結論は次のとおりです。
「おすすめ」の中身は減らせるが、「すべて」を完全に消す標準設定はない。
また、レジストリやポリシーで対応できるのは、主に カテゴリ表示を非表示にしてグリッド表示にする程度 です。
そのため、現実的な対処法は次の3つです。
- おすすめ関連の表示をオフにする
- 「表示:カテゴリ」をグリッドまたは一覧に変更する
- 不要なピン留めアプリを整理する
正直なところ、以前のスタートメニューに慣れていると、今回の変更はかなり違和感があります。
ただ、現時点では完全に元へ戻す設定は見当たらないため、標準設定でできる範囲で見やすく調整するのが安全だと思います。









