令和7年度ネットワークスペシャリスト試験を受験し、結果は午後Ⅰで59点という非常に惜しい不合格でした。

・午前Ⅱ:通過
・午後Ⅰ:59点(不合格)
・午後Ⅱ:手応えあり
試験の帰り道は合格したと確信していたので、結果を見た際は信じられない気持ちで、答案を情報公開請求しました。
その請求方法は別記事にまとめます。
「あと1点で合格」だった今回の結果について、実際の自分の解答と模範解答を比較し、どこで失点したのかを分析しました。
これから受験する方の参考になれば幸いです。
午前Ⅱの結果
| 問 | 自分の解答 | 正解 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 1 | エ | エ | ○ |
| 2 | ウ | イ | × |
| 3 | エ | エ | ○ |
| 4 | イ | イ | ○ |
| 5 | エ | エ | ○ |
| 6 | ア | イ | × |
| 7 | ア | ア | ○ |
| 8 | エ | ウ | × |
| 9 | エ | エ | ○ |
| 10 | イ | エ | × |
| 11 | ア | ア | ○ |
| 12 | エ | ア | × |
| 13 | エ | ウ | × |
| 14 | ウ | ウ | ○ |
| 15 | ウ | ウ | ○ |
| 16 | ウ | ウ | ○ |
| 17 | イ | イ | ○ |
| 18 | エ | ウ | × |
| 19 | ア | エ | × |
| 20 | イ | イ | ○ |
| 21 | イ | イ | ○ |
| 22 | イ | イ | ○ |
| 23 | ア | ア | ○ |
| 24 | エ | エ | ○ |
| 25 | エ | エ | ○ |
結果:17 / 25 → 68点(通過)
午後Ⅰの結果と失点ポイント
今回の不合格の原因は、午後Ⅰにありました。
午後Ⅰ 問2 対比表
特に問2で大きく失点しています。
問2 対比
| 設問 | 自分の解答 | 模範解答 | 自己判定 |
|---|---|---|---|
| 設問1 a | プライベート | プライベート | ○ |
| 設問1 b | グローバル | グローバル | ○ |
| 設問1 c | PoE | PoE+ | ×(うろ覚え) |
| 設問1 (2) | 配布するIPアドレス | PCが属するセグメント | ×(出題者意図の読み間違い) |
| 設問2 (1) | PCの接続台数が集中して増加する時間帯にタイムアウト画面が表示されるから | ログイン画面が表示されない事象が一部かつ不特定のPCだから | △(記述力不足 |
| 設問2 (2) | フルサービス | 帯域確保 | ×(ベストエフォート以外知らなかった。) |
| 設問2 (3) | (ⅱ), (ⅲ), (ⅳ) | (iii),(iv) | ×(NAT変換テーブルの知識不足) |
| 設問2 (4) | PCの台数 327 / エントリー数 120000 | PC台数 327 / エントリー数 120,000 | ○ |
| 設問3 (1) | 前の処理が完了するまで次の処理を行えないため | 先行の処理が終わるまで後続の処理が待たされるから | ○ |
| 設問3 (2)e | リクエスト | リクエスト | ○ |
| 設問3 (2)f | リプライ | レスポンス | ×(分からなくても当てずっぽうで書いた) |
| 設問3 (2)g | ID | ストリームID | △(知識不足 |
| 設問3 (2)h | 並列 | 並列 | ○ |
| 設問3 (3) 調整 | UDPプロトコルの保持時間を短くする | UDPの保持時間を300秒より小さくする | ○ |
| 設問3 (3) 効果 | 1つのストリームで通信可能なデータ量が増加することで通信が速くなる | 未使用のUDPフローによるNAPT変換エントリーを早期に削除できる | ×(これは書けない) |
→ 問題の意図とズレた解答をしてしまい、大きく減点
午後Ⅰ 問3 対比表
| 設問 | 自分の解答 | 模範解答 | 自己判定 |
|---|---|---|---|
| 設問1 (1) | ログ解析の際、時刻にずれがあると解析が難しいから | 複数機器のログを時系列で確認するため | △(漢字間違った) |
| 設問1 (2)① | 登録したFQDN宛ての通信をブロックするため | 登録したFQDNやIPアドレス宛ての通信をブロックするため | △ |
| 設問1 (2)② | 登録したIPアドレス宛ての通信をブロックするため | Webサイトへのアクセス履歴の確認のため | ×(出題意図を読めていない) |
| 設問1 (3) | 認証サーバの認証ログ | L3SWのDHCPリースログ | × |
| 設問1 (4)a | 公開NTPサーバ | syslogサーバ | × |
| 設問1 (4)b | syslogサーバ | 認証サーバ | × |
| 設問1 (4)c | 10080 | 10080 | ○ |
| 設問1 (4)d | 443 | 443 | ○ |
| 設問2 (1) | SWGのルート証明書 | SWGサービスのルート証明書 | ○ |
| 設問2 (2) | C&Cサーバ | C&Cサーバ | ○ |
| 設問3 (1) | ① 2 / ② 7 | ① 2 / ② 7 | ○ |
| 設問3 (2) | A, B, H, J | (B),(A),(H),(I),(E),(I),(K) | × |
| 設問3 (3) | 送信元:内部セグメント / 宛先:SWGサービス / TCP/443 | 送信元:内部セグメント又はソフトE / 宛先:SWGサービス / TCP/443 | ○ |
| 設問3 (4) | 送信元SWG-GIPからの通信のみを許可する設定に変更する | アクセスを許可する送信元をSWG-GIPに変更する | ○ |
| 設問3 (5) | 通信速度の向上 | FWの負荷軽減・RTT短縮・可用性向上 | △ |
問3 対比
部分点は取れているものの、細かいミスで減点されています。
午後Ⅱの結果
午後Ⅱは全体的に手応えがあり、大きなミスはありませんでした。
午後Ⅱ 問2 対比表
| 設問 | 自分の解答 | 模範解答 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 1a | 消費 | 消費 | ○ |
| 1b | 非セルラー | 非セルラー | ○ |
| 1c | セルラー | セルラー | ○ |
| 1d | プラチナ | ISMバンド | × |
| 1e | 干渉 | 干渉 | ○ |
| 1f | CoAP | CoAP | ○ |
| 2g | 3 | 3 | ○ |
| 2h | IPsecルータ2 | IPsecルータ | △ |
| 2i | SIM | SIM | ○ |
| 2j | 372 | 372 | ○ |
| 2k | Web API | Web API | ○ |
| 3-1 l | トランスポート | トランスポート層 | ○ |
| 3-1 m | 異なる順番 | 異なる順序 | ○ |
| 3-1 n | 消失 | 消失 | ○ |
| 3-1 o | 同期 | 同期 | ○ |
| 3-1 p | 演算 | 演算 | ○ |
| 3-2 メッセージ | ⅵ | ⅵ | ○ |
| 3-2 理由 | 同じ値のトークンであるから | 同じ値のトークンであるため同一のメッセージであると判断できるから | ○ |
| 3-3 ACK | ⅴ | ⅴ | ○ |
| 3-4 理由 | 同じメッセージIDの応答が届いたから | 同じメッセージIDの応答が届いたため | ○ |
| 3-4 処理 | 重複したデータのうち後で受信しものを消去する | 重複したメッセージを破棄する | ○ |
| 3-5 内容 | メッセージの送信元IPアドレスを攻撃元のIPアドレスに偽装する | 送信元IPアドレスを偽装する | ○ |
| 3-5 攻撃名 | リフレクタ攻撃 | リフレクション攻撃 | ○ |
| 3-6 判断できること | 正当なDTLSクライアントであること(偽装していないこと) | 正当なDTLSクライアントであること | ○ |
| 3-6 対応 | ServerHelloを返さず通信を終了する | ServerHelloを返さず通信を終了する | ○ |
| 4-1 | 同じタイミングでGメーターから管理サーバへ一斉に通信することを防ぐ効果 | 同時アクセスの集中を防ぐための分散制御 | ○ |
| 4-2 | Gメーターの電池消費を抑える効果 | 省電力化 | ○ |
| 4-3 | サーバーからACKが届くまでクライアントは次のデータを送信できないから | ACKを受信するまで次のデータを送信できないため | ○ |
| 4-4 | Z社のIoT向けサービスは顧客ごとに閉域網を構成しているから | 顧客ごとに閉域網で分離されているため | ○ |
| 4-5 | Gメーターごとに異なるタイミングで測定を行ってしまう問題 | 測定タイミングのばらつき | ○ |
| 4-6 | 管理サーバからGメーターへACKを返す際に時刻データを加えて送信する | ACKに時刻情報を含めて送信する | ○ |
- 出題範囲の理解は60点を目指す前提なら問題なし
- 記述も模範解答と概ね(合格に必要な範囲で)一致
→ 合格レベルの出来(と、自身では考えています。)
不合格の原因
- 用語の精度不足(PoE → PoE+)
- 設問意図の読み違い
- 午後Ⅰの時間配分誤り
- 効果の説明がズレている
- 漢字の誤り(泣)
言い訳になりますが、3月~4月は仕事が忙しくて、
一番効果的な試験直前の勉強時間が取れず、
疲労困憊の中で4月試験を受験したことが大きいかと思います。
結果として、次が原因でした。
- 苦手なタイプの問題が出て、問題文読み込みに時間を使う
→ あと少し読めば分かる → 結局、分からない → 焦る
→ 自分で決めた時間配分を超過し、時間不足に・・・ - 知識不足ではなく「記述の精度不足」
まとめ
今回の結果から分かったことは、ネットワークスペシャリスト試験は単なる知識試験ではないということです。
「正しいことを書く」ではなく
「採点される形で書く」ことが重要です。
令和8年度は、この記述力を重点的に鍛えて再挑戦します。
(試験スケジュールが延期になり、少し3月まで休憩して家のことをしました。)
次は制度が変わるため、最後のネットワークスペシャリスト試験になる可能性があります。
絶対に合格します。
再挑戦のための勉強については、後日別記事で紹介する予定です。